『作業療法士って??』

こんにちは。作業療法士の酒井です。

私が作業療法士として働き始めた平成初めの頃(年や経験年数がバレてしまいますね・・・)は、作業療法士という言葉はごく一部、病院などで関わった事のある方くらいしか知らなかった。そんな時代でした。

 

あれから沢山の作業療法士の方々の活躍のおかげで少しずつ世に浸透してきたような気がします。

 

実際、私の子どもが通っていた小学校では、将来なりたい職業を作業療法士と書いている人がいました。

そして先日、高校生の私の子どもが、学校の図書の本の入れ替えのために持って帰っていいよ、と言われたらしい本を「はい」と私に渡してきました。

『作業療法士になるには』というタイトルの本でした。

 

まあ、私の子どもは幼い頃から母の職業=作業療法士と知っているので冗談で持ち帰っていましたが。

この本、他にも宇宙飛行士や学者、とわりとマニアックな職業を紹介しているシリーズ本のようでした。そんなところの仲間入りができるようになったんだ、と嬉しいような何とも言えない気持ちでした。

 

また最近は、親戚がリハビリの道に進みたい、友人の子が作業療法士になりたいがどうすればいいか、などの相談を受けるようになりました。

子どもたちが憧れる職業の1つになったこと、とても嬉しい事ですね。

 

 

現在日本では、作業療法士が活躍する場所は病院分野が大半を占めています。当社ユーティー訪問看護ステーションは、地域という分野に入りますが、作業療法士の所属が少ない分野になります。

 

地域で働くという事は、家での生活を直接支援するという事です。

作業療法士は生活リハビリ得意とする職種のため、地域でのリハビリは本領発揮できる場ではないかな、と思っています。

 

 

生活リハビリ、何となくイメージが付くような、付かないような・・・

文字通り「生活ができるようなリハビリ」という意味ですが、具体的には。

 

リハビリが必要になった方の生活動作の中でもっと多い希望は、

『一人でトイレに行きたい!』

なんですが、実際、入院中に作業療法によるリハビリで、トイレに無事一人で行けるようになり、退院となっても、帰ってすぐに自宅ではできない場合があるんです。

 

自宅のトイレは病院のトイレと比べて狭さや、手すりの位置、 便座の高さ、ペーパーホルダーの位置、 水を流すレバーの形状、ドアの形状(開け方)、 段差 などなど、様々な違いがあり、環境に自分の身体を合わせていかなくてはなりません。

そんな時、実際の場面での生活リハビリが必要となります。その際作業療法士は体の動かし方をや動作方法の変更を指導し、トイレ環境の変更等の提案を行い再び自立した生活を支援いたします!!(他にも色んなこともしますけどね)

もちろん、理学療法士や言語聴覚士、看護師も地域での働き(実際の行動や環境に合わせた指導や助言)にはとても大事な職種であり、お互いに連携して利用者様の生活を支援しています。

 

実際の生活課題に沿ったリハビリが提供できる作業療法士ですが、海外では日本とは反対で地域に属する作業療法士が多いのです。

日本でも作業療法士という職種がもっと浸透し、地域で活躍する仲間が増えるといいなと思う今日この頃です。

 

今後も利用者様の自立を支援し、地域で活躍できる作業療法士を目指し、

地域の方々から積極的に選んでもらえるようなステーションのスタッフとして今後も精進していきたいと思います。

 

ユーティー訪問看護ステーション

作業療法士 酒井留美

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