脳をトレーニングしよう! ~ペアトレを活かして~第2回 発達が遅い子の脳って? ~海馬について~

こんにちは。

今回のタイトルにちょっと引いてしまった方、すみません…

 

最近は脳画像から、どこに発達障害の原因があるか確認できるようになってきました。

発達障害の子どもは『脳の成長発達がうまく進まないこと』
が原因と考えられています。

原因不明の発達障害の95%は
脳の “海馬(かいば)” または ”偏桃体(へんとうたい)“
の発達が遅れていると言われています。

 

☆海馬=記憶系の中心的な場所
☆偏桃体=海馬の働きと連動しやすく、好き嫌いなどの感情を作り出します

 

今回は海馬について考えてみます。

◎海馬の発達の遅れは“記憶と学習の問題を引き起こす”ので
ここの問題は『新しいことを学習したりそれを活用したりすることが苦手』
となります。

何度やってもなかなか身に付かない時間がかかるという事につながります。

 

学習といっても勉強の事ではなく、まず身につけていきたい
知覚 や 認知 を通じて 知識 技術 運動 などを
獲得したり、活用したりする過程に欠かせない脳の働きを指します。

この海馬へペアトレでどのように関わるのか、と考えた時
やはり思いつくのは『親子タイム』です。

ほめて、スキンシップが取れて、さまざまな経験ができる、
そんな場所はぜひ親子で見つけていきましょう!

砂遊びをしたり、滑り台やブランコ、シーソーなどの体験も知覚を刺激します。

家の中にある物も、使い方や危険を学ぶことが出来ます。

縄跳びや自転車練習、キャッチボールなども空間認知や技能獲得につながってきます。

自宅の中でもボードゲームやテレビゲームで対戦することで、
勝ち負けや相手との関わり方、声のかけ方なども学べます。

しかし、これらを経験・体験することは
海馬に記憶としてすぐに溜まっていくわけではありません。

海馬は脳の『関所』と言われており、
さまざまな脳番地とネットワークを組んで脳の処理ルートの中継地点になっています。
この海馬(関所)を通るたびそのルートは強固になって定着していきます。
それが、繰り返し学ぶということになります。

ところがこの海馬、知覚された情報のすべてが通過できるわけではなく、
好き嫌いがあるのです。

覚えられる情報=得意分野
覚えられない情報=苦手分野
*繰り返し学習することが苦手克服につながっていきます。

 

そこで、ペアトレで学んだ
『肯定的注目』を用いて
『ほめる言葉』を沢山与えていきましょう。

 

 

参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著

 

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
酒井 留美
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