脳をトレーニングしよう! ~ペアトレを活かして~

第10回 状況把握や空間認知は理解力の偏り

 

こんにちは。

 

今回は少し難しいテーマですが、

きっとこの 『理解力』 について悩んでいる方は多いと思います。

 

 

《理解力とは?》

いくつもの知覚した情報を集めて、その意味を把握する能力のことです。

 

その理解力を伴う脳のエリアは

左脳と右脳の機能が大きく異なります

そして、高度な分析力や理解力があります。

 

 

→    →・見聞きした言葉の理解

(言葉)   ・文字の習得

言葉の概念や定義

 

 

→・図形認知などの視覚的に取り入れた

(言葉以外)      情報の理解

空間や体感の把握

俯瞰(ふかん) (高いところから見下ろすこと)したものの見方

全体像の把握

〇現代では言葉が溢れた生活環境であるため

左脳の理解系はよく発達している人が多い

〇空気を読む力の基礎となる状況把握の理解系が

未熟な人がほとんど

 

  • 発達の旬

・理解系の脳エリアは50歳以降もゆっくりと、

努力次第で発達が進みます

高度な理解に関わる部分は

成人以降の方が発達しやすくなります

 

・言葉による左脳より

体験的な理解に関わる右脳の旬が先。

・9~10歳前後で左脳が右脳を追い越す

体験しなくても、

言葉を通じてものごとの理解が可能

 

低年齢のうちは

 非言語体験を積み重ねて、

 理解系の基礎を作っておくことが大切!

 

  • 発達障害による影響

理解力の不足が様々なトラブルの元に…

 

〈理解系の脳エリアが発達している場合〉

読書が好き/全体像をイメージできる/言葉の理解力が高い

 

<理解系の脳エリアが未熟な場合>

身の回りが散らかっている/部分的な理解になりがち/一度で理解できない

状況把握や空間認知が苦手

 

これらをぺアトレの何で関わればいいのか考えてみたところ

 

まずは 『子どもの行動に注目してみよう』 です。

どのような場面、状況で苦手なところを認めるか、

客観的に子どもを観察しましょう

 

『肯定的注目』 をすることで

ほめることも増えます。

 

そして、子どもと一緒に 『親子タイム』

を設けることで、

低年齢であれば さまざまな体験を。

年齢が上がれば 言葉で理解するような関り

を行っていきましょう。

 

あくまでも “目安” なので

体験を続けながら

親子の関りがより良いものになることを

期待します。

 

 

 

参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング

加藤俊徳著

 

 

 

 

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
酒井 留美

 

 

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