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2019.02.13

「働く幸せ」リハビリ発達支援ルームUTキッズ三田

とある雑誌の書評で興味を持ち、『虹色のクレヨン』という本を読みました。
 
 
川崎市にあるチョーク製造会社「日本理化学工業」について書かれたものです。
この会社は社員の7割が知的障がい者です。
文字盤が読めない人には砂時計を、文字が読めない人には「色合わせ」という手法を使い、それぞれの理解力や能力に合わせて作業工程を工夫することによって、みなが職場の必要不可欠な戦力となっています。
 
 
創設者は、当初は「障がい者を働かせている」という罪悪感を感じたり、「働かずに施設で手厚い保護を受けている方が幸せなのではないか」と悩んだのですが、みなが
生き生きと働く姿を見て、障がい者雇用への思いを強くしていきます。
 
 
読んでいると、社員の人たちの働くことの喜び、そして商品への思いが伝わってきます。
私も、それを使いたくて、すぐに「キットパス」というクレヨンを購入しました。
一本一本、丁寧に作られているのだと思うと、箱を開けるだけで、ドキドキします。
 
 
「なぜ、できないのだろう」で終わらせるのではなく、「どうやったら、できるのだろう」と考える。
それぞれの得意なことを生かし、社会の中で役割を得ることが、その人の人生をより輝かせるのだと、感じました。
 
 
 
 
 
リハビリ発達支援ルームUTキッズ三田
黒川
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TEL:079-559-6599  FAX:079-559-6598