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2021.04.29

【満開の桜花見で意欲向上】

こんにちは。ユーティー訪問看護ステーションの理学療法士、大里和彦です。

今日は、私が訪問担当している利用者様(Aさん)で、満開の花見でさらにリハビリ意欲が向上した方のことをお話します。

今年の4月8日、Aさんはご主人とともに奈良県東吉野村の「高見の郷」へ花見に行かれました。

Aさんは、脳卒中後遺症で右上半身が麻痺しており、平地は杖を付いて軽介助で歩行可能ですが坂道や砂利道は車いす介助でなければ移動できない状態の方です。「高見の郷」は駐車場からバスに乗って急傾斜の山道を登って会場へいかなければなりません。私は若干の不安はありましたが、車いすを乗せられるワゴン車や会場スタッフの介助により問題なく会場へ移動できたとのことです。当日はしっかりと感染予防を行って行かれており、会場も感染予防対策はしっかりされていたとのことです。

「高見の郷」は標高650mの丘に、しだれ桜が約1000本植えられており大変珍しい花見会場です。

Aさんとご主人は壮大なしだれ桜に大変感動され、多くの写真を撮っていました。そして、来年もまた「高見の郷」へ行きたいとリハビリ意欲はさらに向上し、日々歩行訓練等努力されています。昨年からのコロナ禍で、外出機会は減少していますが、何らかの目的を持つことで意欲は向上し、身体機能の維持・改善に繋がっています。是非とも来年こそは新型コロナが終息し、さらに有意義で活動的な日常生活が送れるようにしたいものです。

今回は画像や動画は掲載していませんが、「高見の郷」で検索すると写真や動画が観れます。是非ともご覧ください。

満開時期は確認されてから行かれることをお勧めします。

 

ユーティー訪問看護ステーション

理学療法士 大里 和彦