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2020.05.21

どんなときも自己研鑽

こんにちは 訪問看護ステーション 作業療法士の中田です。
 
新型コロナ感染症予防のため自粛生活… 私は普段から外出が多い方ですので、ムズムズする毎日ですが、
そんな日々に負けず、訪問リハビリの支援を高めていきたいと思っています。
 
サッカーの元日本代表 本田圭佑選手は大怪我をした際に「チャンスだと思います」と言っていました。将来の自分を作る時間ができた。再度自分を鍛え直すいい機会だと。
そんな言葉を思い出しながら、今のこのような状況に訪問リハビリを行う者としてできることは何かを考えています。
 
一度病気や怪我を経験し、障がいが残ると自分のしたいことや再開したいことなどに挑戦する姿勢が消極的となり…「以前はよく旅行に行っていたけど、もうこんな状態になったんで諦めてます」「庭で花を育てていたけど、最近はできないので、ほったらかしです」など話されることがあります。
 
皆さんが少しでも前向きに課題に取り組み、自分のしたいことに挑戦していく姿をみたい…
できることが少しずつ増えていくこと、前向きな関わりの中で可能性を感じてもらえるようにはどうしたらよいか?
私は、その気持ちを前向きなものに変えて行く支援の一つが、訪問リハビリであると思います。
 
 
訪問リハビリの目標は生活を最大限自立することですが、その本質はその人その人が前向きに自身のしたいことを判断していくことだと思います。
その人をポジティブに変えることができる一つの方法が【関わり(コミュニケーション)】です。
「ユーティーのリハビリをするとなんだか元気になるなー」と自然と感じてもらえる関わりができるように、私はいま、コミュニケーションや面接を一から勉強しています。
 
前置きが長くなりましたが、少しずつですが今勉強している本を紹介します。
①保健医療専門職のためのヘルスコミュニケーション学入門
コミュニケーションを基礎から学び直すためにとてもわかりやすく、実践的な内容も含まれており、利用者様や地域の健康を促進する視点が参考になりました。

 
②作業療法の面接技術
面接(普段の関わり)などから、利用者様の意思を確認し、一緒の視点を持って目標に取り組んでいくことの重要性が再確認できました。どのように質問すると的確に利用者様のニーズが掴めるかなどとても参考になりました。

 
③PT・OT・STのための認知行動療法ガイドブック
まだ十分に読めていませんが…関わる人の心を動かす支援の参考になっています。こちらの声かけやリハビリの参考にしていきたいです。

 
改めてコミュニケーションのことを勉強すると普段無意識で行っていたことを振り返ることができ、さらに支援の深みが出るのではと考えています。より意識して関わることで、以前は考えられなかったことを積極的に考えられるようになる支援ができるのではと思います。
 
ユーティーの療法士は興味のある課題を各自が持って、勉強に取り組んでいます。普段のマメな自己研鑽が日々の支援の下支えになっていると確信しています。また、各自が学んだ内容をスタッフで共有することで、ユーティー全体の質の向上を図っています。
新型コロナ感染症の自粛ムードの中だからではなく、普段から「自分を高めるチャンス」と考え自己研鑽を怠らず、支援をとどけていきたいと思います。

ユーティー訪問看護ステーション

作業療法士 中田慎吾