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2021.06.28

ぺアトレと環境作り 第3回 脳が伸びる教育環境の作り方(大人の共有)

こんにちは。

今回は 発達障害を持つ子どもの脳の特徴を

子どもに関わる大人が共有する大切さについて

お話ししたいと思います。

 

今までは家庭での関わり方目線が中心でしたが、

子どもが大きくなれば、

子どもを取り巻く環境も拡がっていきます。

子どもと接する人たちが皆、同じ情報を共有したうえでなら

脳の教育は効率的に進みます!

 

≪子どもの情報共有が大切‼≫

学校 ↔︎ 両親 ↔︎ 専門家・専門機関 ↔︎ 学校

 

病院の受診などもできるだけ両親で行きましょう。

 

学校での情報共有は専門家に入ってもらい

具体的に学校でできそうなことを書いてもらってください。

 

学校の担任だけでなく、特別支援コーディネーターの先生

学校心理士などにも情報を共有してもらうことが大切です。

 

 

  • 脳が伸びる教育環境

 ⇓

≪人との関り≫

・親

・発達障害に詳しく、子どもの特徴を理解して

教育的支援ができる先生の存在(学校の先生)

・子どもの友達関係

・専門家(心理士、言語聴覚士、作業療法士など)

・体操教室、習い事、家庭教師など

・子どもが意欲を見せることについて詳しい大人

・礼儀を教えてくれる人

≪子どもの教育チーム≫

・他の人の力を得て

・お母さんが1人で子どもの教育を引き受けて疲弊せず

・お母さんが信頼して相談できる先生を核として

据えるのが理想的

 

 

  • 病院の選び方

 

☆医師だけでなく教育スタッフがいる施設

→投薬だけの医療では不十分

社会的スキルや認知・言語・運動スキルなどを学習させていく

専門的な対応が欠かせません

 

☆親も支援を受ける必要がある

→親を「支援者」として育て、

子どもが家庭でも支援を受けられるようにすることが目的

『ペアレントトレーニング』など

 

 

今回はいつもに比べ、字で説明することが多くなり

分かりにくいと感じたかもしれません。

しかし、子どもと関わる大人の存在は

子どもの脳を伸ばす教育環境として

とても大切です!

 

 

1人で悩まず

どんな小さなことでも相談できる、

信頼できる場所・人を

お子さんのためにも

ぜひ、確保してください。

 

 

お子さんも お母さんも 皆が

安心できる場所ができることを

願っています。

 

 

 

参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング

加藤俊徳著