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2017.12.22

研修会!! 軽い気持ちで行きましたが・・・

12月10日(日)、奈良県作業療法士会主催の「地域包括ケア研修会」に、私は看護師ですが、参加してきました。私たちの会社が、総合事業、地域ケア会議を重要課題としているとのことでしたので、「どんなのかなー?」という興味がありました。
 
 
午前中の講師は、大分からお越しになった(株)ライフリーデイサービスセンター楽 作業療法士 入口晴香さん。
 
ご自身が働いておられる事業所での取り組みをご紹介くださいました。「生活活動を行うには手が重要」、「手を使うには自立して安定した立位と歩行が必要」と立位と歩行機能を高めるために、必要な筋肉をつけるストレッチ、プログラムを利用者さんに実践しておられました。施設の中は敢えてバリア(障害)を備え、「できる能力を奪わない、高める」ことを心がけているとの事でした。
 
自分のケアの方法を思い返してみると、その逆のことをしているような場面があれこれと浮かんできました😱。利用者さんが履くスリッパを揃える、上着を取り出して肩にかける、脱いだ服をたたむ・・・時間はかかってもご自身でして頂くことに意味があるということに気づかされたのでした。
 
 
午後の講師は、東北福祉会 せんだんの丘 支援相談員 三浦晃さん。地域ケア会議でどのような助言をすればよいのかを学ぶ場でした。
部屋の壁には地域ケア会議に参加する構成員が紙に書いて貼り出されていました。医師、歯科医師、栄養士、薬剤師、支援相談員、行政、民生委員・・・・
 
あれ?看護師ってない😱!!看護師、お呼びでない??とちょっと混乱した気持ちのまま講義に突入。
 
まずは、ケアマネジャーさんが利用者さんの情報をどれだけ収集し、アセスメントシートを用いて分析、ケアプランを立てているのかを知ることから。その上でグループワークでは、それぞれの専門職の立場からどのような助言ができるかをディスカッションし、発表。その後三浦さんからの解説がありました。
 
それを聞いて、もし看護師が地域ケア会議に参加するとすれば、どんな役割を求められているのか・・・
 
私なりの気づきがありました🙌。
 
それは、生命を脅かす事柄について抽出する視点を持って助言をすること!
ディスカッションの中でつい私は、利用者さんの生きがいや、希望、ご家族の思いをどのように実現するかということばかりに目を向けがちでした。
しかし解説の中で、「半年間で体重減少」、「固い物が食べにくくなった。」、「口の渇きが気になる」という項目に注目し、栄養面、咀嚼、嚥下に対するアプローチの必要性が挙げられていました。この時に、看護師ならば、生命維持に関わる重要な項目に目を向けての助言ができるようにならなければ!!😵と気づかされたのです。
 
それぞれ専門職としての視点を持って、ケアプラン策定に関わる・・・
 
当たり前の事のようで、自分の軸を見失いそうになっていた私を引き戻してくれた、そんな貴重な時間でした。地域ケア会議、看護師も呼んでくださいねー😊。
 
看護師 太田