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2019.11.28

脳をトレーニングしよう! ~ペアトレを活かして~ 第5回 未熟な脳のエリアを知ろう‼

こんにちは。
今回から ペアトレで大事な
『声のかけ方』 『関わり方』 について
未熟な脳のエリアが引き起こす発達障害と一緒に考えていきます。
 
 
発達がゆっくり = 脳のエリアが未熟 ⇒ 苦手なこと
 
先ずはこのつながりを覚えましょう!
苦手なことはすぐ目に付き
ついつい声を必要以上にかけてしまうのではないでしょうか?
未熟な脳のエリアを使おうとすると、
上手く認知できなかったり、
上手く行動することが難しくなります。
そのような脳と動作が混乱している状況で
声を掛けてしまうと
さらに混乱を増やしてしまいます。
また、過敏さや無関心さも
未熟な脳のエリアの発達段階にあることの現れです。
 
たとえば・・・
聴覚系が未熟な場合、
“人の話聞くのが苦手”
“音楽を好まない” などが見られます。
さらに
車の音などに気づきにくく危険な場面に遭遇したりする
“不注意”
を引き起こすこともあります。
 
未熟性が極端 = 聴覚過敏
                                ⇕
                        極端に鈍感
★まだ読み書きができる段階にない幼児期の言葉の発達は
聴覚系の脳のエリアを通じて進むので
言語発達が弱くなります。
★聴覚のフィードバックが弱い

・自分の声の大きさの調節が苦手
・声が小さすぎたり大きすぎたり
こういった場合
声を掛ける側の 声の大きさであったり
                                 話すスピードであったり
                                 分かりやすく伝える工夫
が大切です。
 
ペアトレの中で
場面や内容を理解させ、伝えたいことが伝わる言い方
『協力を引き出す方法』
も一手段になります。
 
親が子どもに声を掛けるのは
その子の能力をうまく引き出すため
そのため その子の 未熟な脳のエリアを理解し、
1つとは限らない脳のエリアの組み合わせ、
未熟さの程度も認めていくことで
その子のスピードに合わせた関わりが出来ます。
一人ひとり個性があるように
8つある脳のエリアの未熟さを見つけると同時に
よく育っている、得意な能力を作っている
脳のエリアも見つけていきましょう。
見つける方法は
ペアトレのはじめで学ぶ
『子どもの行動に注目してみよう』
を用いてください。
次回からは8つの脳のエリア1つ1つについて考えていきます。
 
 
参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著
 
 
 
リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
酒井 留美
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