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2021.07.22

食中毒予防の合言葉「つけない、ふやさない、やっつける!!」

みなさん、こんにちは。鬼滅の刃の影響で息子から母上と呼ばれるようになった看護師の齋藤です。

夏らしい暑い日が続くようになりましたがいかがお過ごしでしょうか。

こんなに暑い中、体調崩さないでいるには空調の調節や水分摂取も大切ですが、しっかり食べることも大事ですよね!

こんなに気温も湿度も高い毎日、気になってくるのは食中毒!

今回はそんな怖くてやっかいな食中毒についてお話をさせていただこうかと思います。

 

☆夏に気をつけたい食中毒☆

梅雨~秋口にかけて増えるのが『細菌性食中毒』です。

 

~原因となる代表的な細菌~

・カンピロバクター(潜伏期間2~5日):汚染された肉など

・ウェルシュ菌(10時間):煮込み料理などで増殖しやすい

・黄色ブドウ球菌(1~3時間):おにぎりが原因の4割を占めるといわれる

・病原性大腸菌(3~8日):感染力が強く少量の菌で感染する様々な食品が原因となりうる

・サルモネラ(6~72時間):卵、鶏肉を通して感染することが多い

・腸炎ビブリオ(8~24時間):魚介類にくっついてやってくる

 

細菌にてよって、増殖しやすい場所も、潜伏期間も違うのです。そのため、色々なポイントでの対策が必要となります。

では、具体的にどんな対策をすればいいのでしょうか?

 

合言葉は、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける(殺菌)」

 

○購入した食品は、肉や魚などの水分がもれないようビニール袋などにそれぞれ分けて保存

○生鮮食品は買い物の最後に購入し、持ち帰ったらすぐに冷蔵冷凍保存

○冷蔵庫冷凍庫の詰めすぎに注意!7割程度が目安

○調理前の手洗いは入念に!手指の化膿した怪我がある場合は手袋着用で調理して!

○調理の前後、肉・魚・卵などを取り扱う前後、食事前が手洗いの重要なタイミング

○生の肉・魚を切った後は包丁、まな板をしっかり洗ってから次の食材を切る

○野菜やカット野菜もよく洗う

○冷凍食品などは室温に放置したまま解凍はNG!

○加熱食品や残った食品の再加熱は十分加熱すること!汁物などかき混ぜながら沸騰するまで

たくさんあるように見えますが、清潔な手で清潔な場所で、室内保存は避けるようにしましょう。

手に傷がある人が不用意に調理をしないようにしましょうね。

 

もし食中毒に感染してしまった場合は、治療法はこれといって特別なものはありません。

が!

・体を冷やさないようにする(熱があれば冷やしてね)

・下痢止めの薬はNG!(悪いものは出す!)

・整腸剤がベター(善玉菌で悪玉菌をやっつけよう!)

・脱水予防には経口補水液!(あまり冷たくしすぎないように)

・おなかに優しい食事はうんちの固さを目安にして採るようにしましょう。

    水様便(下痢ピーピー)おもゆ、経口補水液など

泥状便(やわらかいうんち)おかゆさん、ゼリーなど

通常便(いつものうんち)好きなもの食べてOKよ!刺激物は避けてね

 

怖くなってしまう食中毒ですが、実は予防方法を守れば簡単に予防できます!

特にご飯をつくるお母さん、ご注意を!(いつも献立調理ありがとう!!!

食中毒に勝てる合言葉で、まだまだ続く暑い夏も、おいしく楽しく乗り越えましょう!

リピート アフター ミー!

「食中毒・・・つけない、ふやさない、やっつける!」 ハイッ!

 

 

参考;厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html

 

ユーティー訪問看護ステーション 看護師 齋藤 三都美