ブログ

ブログ

2022.05.19

「口は災いの元」

はじめまして。
去年の10月に入職しました、看護師の晒谷(さらしたに)と申します。
初対面の方とはまず苗字の話題になったり、読み間違われる・書き間違われることは日常茶飯事だったりする名前ですが、覚えていただけたら幸いです。

今回はお口の健康について書かせていただきます。
というのも、私は2年程前から歯列矯正に通院しており、このブログを書いている日が通院日だからです。

私の場合は歯並びが悪いだけでなく、下顎が小さいので噛み合わせも悪いです。そのためある程度歯並びが綺麗になったら、顎の手術をして噛み合わせを調整する予定です。

おおよそ月に1度、矯正歯科に通院して矯正装置に通したワイヤーを交換、少しずつ歯を動かしています。
最初は細いワイヤーから始めて、徐々に太いワイヤーになります。
ワイヤー調整後の数日は、何を食べてもとにかく痛いです。そのためゼリー飲料やプリンなど軟らかいものしか食べられず、空腹感との戦いです。咀嚼しないと空腹感は満たされません。
数日で痛みは治まるので普通の食事が摂れるようになりますが、ふとした拍子に口の中を噛んだり、矯正装置で口の中を傷つけたりすることもあります。

また、ワイヤーと歯の間に食べ物が挟まりやすくて仕方ないです。個人的には、米粒と麺類が特に挟まりやすいです。
そのため、食後の歯磨きは欠かせません。矯正専用の歯ブラシを使用しますが、矯正装置・ワイヤーのせいですぐに歯ブラシの毛先が開いてしまいます。

皆様が歯ブラシを交換する頻度はどの程度でしょうか?効率的な歯磨きのためには1か月で交換するのが良いと言われています。
更に、歯ブラシだけでは歯垢を除去しきれないので、歯間ブラシやフロスを併用することで歯垢の除去効率が上がります。私は矯正専用歯ブラシ、歯間ブラシ、タフトブラシ(毛束が1つだけのハブラシ)で歯磨きをして、寝る前は洗口液を使っています。

加齢や病気により、食べ物や唾液が食道ではなく気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。誤嚥に続いて起こる肺炎を誤嚥性肺炎と言い、特に高齢者に多い疾患です。

誤嚥性肺炎を予防するためには食事の内容を飲み込みやすいものに変更する、誤嚥しにくい姿勢にするとともに、食後・寝る前の口腔ケアを行うことが重要となります。
誤嚥が起こるのは飲食時だけではありません。寝ている間に唾液が気道に入り込んでしまう不顕性誤嚥というものもあります。
口腔ケアにより口の中の雑菌を減らすことで、誤嚥性肺炎の予防に繋げることができます。

お口の健康は全身の健康にも影響します。
全身の健康維持のためにも毎食後の歯磨き、定期的な歯科検診をオススメします。

ユーティー訪問看護ステーション
看護師 晒谷 瞳