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2020.09.30

リハビリ発達支援ルームUTキッズ奈良   自転車

こんにちは、小学三年生の息子がいるリハビリ発達支援ルームUTキッズ奈良の深澤です。
僕は自転車が好きで天気が良い日はサイクリングに出かけます。
そんな僕の夢の一つは息子と一緒に自転車で琵琶湖を一周することです。
 
中々自転車に乗れなかった息子ですが小学校に上がったのを機に、関西サイクルスポーツセンターで講習を受け、どうにか自転車に乗れるようになりました。
それから少しずつ走る距離を伸ばしていったのですが、どうにもペース配分が上手くいきません。
がむしゃらにペダルをこいで僕の事を追い抜かしたと思ったら、へばってしばらく動けなくなることを何度も繰り返し、考えなしに走るのですぐにバテてしまいます。
 
考えてみるとペース配分はなかなか高度な技術です。
自転車で言えば ①目的地までの距離 ②必要な時間 ③自分の体力 ④自転車の進み具合、等々ある程度把握した上でそれらを考え併せないとペース配分は成り立ちません。
普段から興味のある物には衝動的に手を伸ばし、思ったことをすぐ口にしては怒られている息子にいきなりペース配分を考えるというのも酷な話でした。
 
どうしたら伝わるか色々と考えましたが、口で言ってもなかなか伝わらないので結局同じルートを何度も繰り返し挑戦してもらっています。
その甲斐あってか最近では少しペース配分ができるようになり、目的地についてもバテなくなってきました。
 
目に見えない時間や距離などの感覚は身体を使って何度も経験することで少しずつ実感を伴っていきます。
時間の感覚を自分の身体の疲労感に置き換えることで理解していくわけです。
僕の場合は趣味の都合で自転車を子どもにあてがいましたが、歩くのでも同じ効果が期待できます。
 
一緒に琵琶湖を回れるのはいつになるか、まだまだ見通しは立ちませんが継続は力なりということで地道に続けていきたいと思います。
 
リハビリ発達支援ルームUTキッズ奈良 深澤