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■UTキッズ河合

ペアトレが知りたい!!

第4回 《肯定的注目とは?》

こんにちは。作業療法士の酒井です。

前回は、ほめるため、子どもの行動を観察して記録することをお話ししましたが、今回はその行動を望ましい行動にして増やしていくことのポイントをお話ししたいと思います。

 

「望ましい行動が増えて欲しい」
誰もが思い、さまざまな工夫で取り組んでいると思います。

 

そこに、子どもの行動を肯定的に注目してみることも付け加えてみませんか?

 

~肯定的な注目と否定的な注目って?~

 

たとえば、お母さんが「おもちゃを片づけなさい」と子どもに刺激を入れたとします。
その刺激が入った子どもは “片づける”という行動を起こします。
その結果、お母さんは子どもをほめます。

ほめられると子どもは嬉しいので、同じ行動をまたします。

これが繰り返されることで、その行動は強化され、望ましい行動につながります。

反対に、(否定的な注目として)目につきやすい、悪い行動ばかり注目し、叱責していると
場に合わない、不適切な行動の対応が習慣化してしまいます。

しかし、時にはこの否定的な注目も、ないよりはましな場合もあります。

たとえば、お母さんとお父さんが話をしているところに、割って入りこみ、自分の話ばかりしてしまう、という行動が見られたとします。

親は子どもを叱ります。

この叱った行動が、子どもは、
「邪魔をしてはいけないのかな」 と感じ取れるまで、邪魔な行動を繰り返してしまうかもしれません。

また、スーパーに買い物に行ったとします。
買い物に行く前にお菓子は買わないと約束をしていたとします。
しかし子どもはお菓子売り場で「買って!」と駄々をこね始めます。
親は子どもを叱りますが、この否定的な行動も、親が叱る事で子どもは
「約束は守らないといけないな」「我慢しないといけないな」「我慢したらほめられるかな」と感じ取れるまで、この行動は繰り返されるかもしれません。

叱ってしまう、否定的な注目の行動ではありますが、
何が良くて、何が悪いのか、学ぶには必要な注目ではないでしょうか。

否定的な行動が我慢できた時は、すかさずほめましょう。
ほめられることで子どもは、適した行動や考えを感じ、学ぶと思います。

肯定的注目のポイントは

☆その場ですぐ
☆子どもが注目したことを認識してからほめる
☆具体的な行動を言語化してほめる
☆笑顔でほめる
☆行動を開始した時にほめる・ねぎらう・感謝する

と考え、ポイントを押さえたうえでどのようにほめるか考えてみると

✤子どもがやらなかったことでなく、
できたことに目を向けて、
少しでも成功したことに気づいてほめる

ことが良いと考えます。

 

また、ほめる言葉は
まず☆行いをほめます
☆ほめるタイミングも気を付けます
☆ほめる時は子どもと視線を合わせます
☆ほめる言葉は、短く、明瞭で、肯定的な言葉で
☆効果的にほめるためには、皮肉を避けましょう

 

ここまでほめることを考えていくと、
普段から子どもと向き合っている、子どもと良い付き合い方ができている、
という事が大切なポイントとなってくると思います。

しかし、良い面もあれば、悪い面も出てきます。

*上手くやれたと感じるために、他の子を犠牲にしてはいけない。

*「いい子」という言い方は、全体を評価する言い方なので、具体的な行動だけをいいましょう。

*兄弟姉妹と比較することは、競争心を強めてしまい、敵意を抱かせてしまいます。

こういった悪いほめ方もあるという事も今後の参考になれば、と思います。

ペアトレでは、ほめることがいかに大切か、少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

次回は、望ましい行動を増やすためのトークンシステムについてお話しできればと思います。

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
酒井 留美
〒636-0061 奈良県河合町大字山坊463-1
TEL:0745-58-2099  FAX:0745-49-0482

2018/7/18  SST/ UTキッズ河合
昭和塾 みんなでスタンプラリーへ GO!!

屋外活動…今回は、どんなミッションで楽しんでもらおうかな…?
梅雨のしとしと雨が降る中、馬見丘陵公園での下見をしてポイントを決定。

事前に地図を個々に作って予習しましたよ。

 

 

6月某日、不安定な気候にも関わらず企画を遂行。
事前に地図を個々に作りポイントとなるモノを下準備
当日を向かえると、晴れ男・晴れ女のオンパレードで雨に降られることなく出発~進行~
っとその前に約束を確認して・・・

 

〇みんなと一緒に行動する
〇ルールを守って順番に探す
〇他の来園者に迷惑をかけない
…だったよね。

 

 

元気に出発~(^^)/

 

 

ポイントに到着。スタンプGET!

 

 

トンネル?…あっ、次のポイントへのヒントのところだ!

 

 

「ここ見て?えーとこれやったかな?うん。間違いないでぇ。やったー!!」

 

 

最終ポイントに到達。それぞれの地図が完成。
みんなで達成する喜びを共有して笑顔で公園を後にしました。

 

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
大山
〒636-0061 奈良県河合町大字山坊463-1
TEL:0745-58-2099  FAX:0745-49-0482

UTクッキング(カルピスヨーグルトパフェ編)

6月のUTクッキングは、カルピスヨーグルトパフェを作りました。
「順番を守って自分で計量器を使って計って入れる。」をねらいとして一人ずつ作っていきます。2回目ということもあり、参加する子供たちはホワイトボードに書いていることを確認しながらエプロンを付けたり、手を洗ったりする事前準備をしていました。

 

いよいよ作り方の説明を聞いてスタート!

 

 

透明のプラコップにいちごジャム、コーンフレーク、カルピスを混ぜたヨーグルトを層になるように順番に入れます。
机には入れる分量が書いた紙がおいてあり、計りながら入れていきます。
スプーンに少量ずつすくって慎重に少しずつ少しずつ入れる子や、ダイナミックにすくって入れて後で調整する子、「ぴったりのグラムに合わせたい」と何度も調整する子など様々な姿が見られました。
「いちごジャム好きやからもうちょっと入れたい。」「ヨーグルトいっぱいがいい。」など言葉にしながらもグラムは守ってくれました。

 

 

お楽しみの試食タイム!!あちらこちらから「おいしい!もうおかわりしたい。」の声が聞こえ、とても綺麗に食べていましたよ。
次回は、「かき氷とうどんきなこ団子」です。うどんが団子に変身?どんな味かな?私たちスタッフも楽しみにしています。

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
山下
〒636-0061 奈良県河合町大字山坊463-1
TEL:0745-58-2099  FAX:0745-49-0482

ペアトレが知りたい!!

第2回 《ほめるところが見つからない…》

 

こんにちは。作業療法士の酒井です。

今回はお子さんを“ほめる”ことに関するお話をしたいと思います。

 

皆さん、お子さんの良いところはいくつかすぐに思い浮かびますか?

 

「悪いところは沢山見えるけど、良いところはどこだろう」

「ほめるところが分からない」

 

などという声がよく聞かれます。

 

どのような人でも、欠点の方が目につきやすいですよね。

でも、そんな欠点の中にもその人らしい良いところも必ずあるはずなんです。

 

いつも身近で観ている親では、なかなか気づかないことも多いと思います。

そんな時こそ、ペアトレで発見できることもあります。

 

『ほめ方・しかり方はしつけの基本』 

☆ほめる・叱るのは親の気持ちではなく

☆子どもがどう受け止めるかが大事 です。

 

そのためには、怒るという自分の感情を相手に一方的に向けて爆発させるのではなく、

叱るという相手の成長のためにリスクを超えて、相手に正直にネガティブなことを直言する、という違いに気づいてほしいと思います。

 

☆良いことは常にほめる、悪いことはいつも叱る

という首尾一貫が効果を高める原則です。

☆気まぐれはしつけをめちゃくちゃにします。

叱った後、かわいそうになって慰める、という情に負けることは逆効果になります。

 

そして しかるよりほめよ!!

 

親も生活に追われてついグチっぽくなり、子どもにあたります。

子どもを叱ると一時的に気は晴れるでしょうが、欠点を指摘された子どもは、欠点が強く印象付けられ、強く記憶に残ってしまいます。

強く残るのであれば、良いところの言葉・ほめる言葉をシャワーのように浴びせる方が、脳にも良いようです。

 

もし、感情に任せて叱ってしまった場合は、素直に謝る事が大事です。

 

親の心に余裕があれば、

子供と向き合うことが少し楽になるのでは?と私は考えます。

 

親はどうしても子供より先に話してしまったり、子どもの話を待ってあげることが出来ず、結果、子どもが自分の事を自分の言葉で説明して伝えるという自発的な行動を妨げてしまいがちです。

 

また、親の考えややり方を押し付けることも、子どもの自発的な行動の妨げとなり、

親に対し従順な子どもに仕向けているような状態になってしまいます

 

同時に、親の指示がなければ自分の行動も計画立てが出来ず、常に指示待ちの子どもになってしまいます。

 

そういった2次障害に繋がらないよう、子どもの特徴を理解し、どんな小さなことでもいいので、ほめる習慣を身に付けていきましょう。

 

たとえば、昨日はおもちゃが全く片づけられなかった子どもが、今日は「片づけてね」と1回話しただけで1つ片づけることが出来た、という場面があったとします。

これこそ、ほめるポイントです!!

 

こんなささいな変化で良いんです。

 

子どもは『叱られずにほめられた、気持ちいいな、次もほめられるようにしよう』

と感じ、思うはずです。

上手くいく日、上手くいかない日、いろいろありますが、その都度一喜一憂するのではなく、一貫した対応で子どもをほめ続けてみましょう。

小さな変化に気づき、親も子も今以上に余裕が生まれてくるのではないか、と私は考えます。

 

次回は、ほめる事にもつながりますが、子どもの行動を3つに分け、観察と記録のつけ方についてお伝えできればと考えています。

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合

酒井 留美

〒636-0061   奈良県河合町大字山坊463-1

TEL:0745-49-0481  FAX:0745-49-0482

2018/6/5  SST/ UTキッズ河合
昭和塾の昭和遊び (懐)

もう6月ですね。

1年の半分が過ぎてしまいました。

年々、月日の流れの早さを感じます。

 

毎月1回UTキッズ河合の昭和塾では野外の活動を取り入れています。

5月は近所にある馬見丘陵公園に行き、思いっきり体を動かしてきました。

ご近所に楽しすぎる公園があって本当に良かったです。

 

公園に行くことを楽しみにしてくれていた昭和塾の子どもたち。

「公園で何をしようか」の話し合いでも、たくさん意見が上がりました。

同じ遊びを考えていた友達とは「やっぱそうやんな」と同調したり、

新たな意見が出たときは「それもええな」と寄り添ったり、

全く違う意見には「それいらん」と反対したり・・

人それぞれ違う考え方があるということ、

人と同じ考え方でなくてもよいということを感じてもらいながら、

自分の思っていることを言葉で伝え、

人の意見にも耳を傾けることができるようになってほしいと

子供たちの声を聞きながら思いました。

 

昭和塾では「言葉」以外の情報をもとに「表情」「声」「行動」

などの情報を用いた方法で、

相手の気持ちを「目で見る」「耳で聞く」「体で感じる」という

人間の五感を多用したコミュニケーション(非言語コミュニケーション)を

昭和遊びを通して感じてもらうことができるように

支援を行っています。

 

皆さんは昭和遊びと聞いて何を思いだしますか?

私が夢中になったものの1つ。ゴム跳びを紹介したいと思います。

 

二人の身体にゴムひもを輪っか状になるように渡し、

①歌いながらそのゴムの間に足を入れたり出したり、ひっかけたり。

1曲間違えずに跳べるとクリア。

⓶ルール通りに跳び、ミスなく跳び終えれたら成功。

ゴムの位置を高くし難易度を上げていく。

跳び方を覚える、集中する、ルールを守る、

距離感を測るなどの他にワクワクとドキドキ感もあり、

できるまで練習したり、できた事がうれしかったりと達成感を味わえる遊びでした。

昭和塾の子どもたちにもうまくできるために「どうすればよいのか」

ということを考えれるような「想像力を働かせる遊び」を提案し

ワクワクドキドキする経験をいっぱいしてもらいたいと思います。

皆様にもどんどん昭和の遊びを紹介していきますね。

ご家庭でも昔を懐かしんで、お子様と一緒に楽しんでみてください!

 

 

 

UTキッズ河合  南

ペアトレが知りたい!!

第1回 《ペアトレって何だろう??》

 

こんにちは。作業療法士の酒井と言います。

UTキッズで療育を受けている親御さんから、ペアトレに関する

ご要望がよく聞かれるので、不定期ではありますが

ペアトレやお子さんの特徴からどう関わっていけばよいか、

などなどのヒントをブログで発信していこうと思います。

 

第1回目となる今回は、ペアトレについて簡単にお話ししたいと思います。

 

ペアトレ=ペアレントトレーニング、言葉だけを聞くと親を教育して

子どもを変えていく、

そんな固いイメージが浮かぶと思います。

たしかに、親も子も変わらなければ現状の「困りごと」は解決していかないので、

ペアトレを難しく感じてしまう方もあるかもしれません。

 

でも、私なりに学んでいるペアトレは、子どもの行動を親が観察し、

良い(好ましい)行動を増やし、良くない(好ましくない)行動を減らす技術を

親が取得していくことを目的としています。

 

聞きなれないかもしれませんが、ペアトレの基礎は行動療法です。

適した行動を増やすため、親には一貫した対応を心がけてもらいます。

その対応のためには、親と子の信頼関係(深い愛情)が大切です。

また、ペアトレのプログラムはその都度テーマがあり、毎回宿題も出されます。

 

「なんか、大変だな」と思うかもしれませんが、親が困っているように、

当事者である子どもが一番困っているという事に、

ぜひ、気づいてあげて欲しいと私は考えます。

 

親が一人で抱えて悩んでいることを誰かに話す機会を作ってあげる事も

ペアトレでは大切に考えています。

 

ペアトレはグループ参加で行っていきます。

プログラムに参加している間、参加している親同士、悩みを共有し合うことで、

表情も変わってくる方もいるようです。

 

そんなペアトレの醍醐味は、

☆親が本来持つ子どもを 理解する力 受け止める力 関わる力 をうまく引き出す!

グループの参加者同士が聴き、話すことで

「かかわり方で悩んでいるのは自分だけではない」

「こうすればうまくいくんだ」

と一人ひとりが能動的に考え、実行できるようサポートしていきます!

 

ペアトレの全プログラムに参加し、子どもとの関わり方を学ぶことで

親と子の信頼関係はもっと強くなるのではないか、と私は考えます。

 

『親が変われば 子どもが変わる

     子どもが変われば 親もさらに変わる』

 

ペアトレを通じて先ずは、子ども理解からスタートしていきましょう‼

 

 

次回は、ペアトレでとても大切なほめる‟ことについてお話していこうと思います。

 

UTキッズ河合 酒井

 

UTキッズ河合がオープンしました。

新しいスタートの春です。

UTキッズ河合も4月1日より本格オープンとなりました。

 

UTキッズ河合はデイサービスUT河合の2階にあります。

 

 

玄関を入るとUTちゃんが笑顔でお出迎え。

 

デイサービスの利用者様が、昨年度の作品展で作成されたのを借りてます。

 

支援ルーム

 

 

視覚刺激をできる限りなくした環境と集中力⤴︎につながる椅子をご紹介します。

 

もともとは焼肉屋さんだったこともあり、この椅子は焼肉屋さんの置き土産です。

ちなみに保護者室のテーブルは

 

そこに所長が針と糸でチクチク縫いあげてくれた座布団を置くと…

姿勢保持が意識することなくでき、集中力⤴︎も期待できます。

椅子が高く足が床につかないお子様には

 

 

足元にスタッフ手作りの踏み台を置き、安定した姿勢で課題に取り組めるようにします。

ネット販売もされ、河合に来られている利用者さんも実際に使っておられる方もいます。

この椅子に座るだけで、自然と腰骨が立ち背筋がまっすぐになります。

私はこの椅子が1番座りやすいです。この椅子に座るとパソコン作業もはかどります!!

 

低反発の刺激が入る椅子。

 

そして背の高い中学生以上にはバランスボール。

 

こちらもチクチクとユラユラ刺激が入ります。

 

このようにUTチャレンジ(学習支援)では

学習しやすい環境を整え、勉強を教えるのではなく

「つまづきの原因」にアプローチをし、学習に楽しく取り組めるようにしていきます。

個々にわかりやすい声かけをし、お子様の長所を伸ばしていく支援を行なっていきます。

 

昭和塾(SST)では

懐かしい昭和の遊びを通して、「人の話を聞く」「自分の思いを伝える」を目標とし、

人の気持ちに気づいたり(非言語なサイン)、

友達と協力するなど、自分から能動的に働きかけることができるよう、

アクティブラーニングを用いた支援を行なっていきます。

 

河合スタッフも新しい場所で、新たなチャレンジです。

キッズ河合で「楽しい」「できた」をたくさん感じてもらえるように、日々精進していきます。

 

 

UTキッズ河合   南