ペアレントトレーニングの研修に行ってきました! リハビリ発達支援ルームUTキッズ三田
兵庫県が行っているペアレントトレーニングの研修に行き、とても良いお話が聞けたので紹介します。
ペアレントトレーニングって一体何かしら?
それは・・
「落ち着きがない子だ!」「言うことを聞かない子だ!」などの問題行動と受け取られがちな行動によって引き起こされた親子の悪循環の関係性をプラスの関係へ変えて行く為に、親が講習に参加し理論やテクニックを学ぶトレーニングの事をいいます。
関わり方を知る事で、子どもの不適切な行動が減って適切な行動が増え、良い親子関係へとつながります。
子供の行動を直すためのもの、というよりは親が子供にわかりやすい具体的で効果的な対応を身につけることで、悪循環を断ち、親と子がともに自己有能感や自尊心を取り戻し、日常生活がより穏やかに送れるよう親をサポートするための物です。
下の図のように悪循環の関係の中で過ごす事は、子どもも大人も辛いですよね。
失敗経験の積み重ねが、子どもの自尊心の低下につながります。
「困った子ね」「駄目な子ね」「またやった!」「あんなに注意しているのに」
腹立たしい思いに駆られ、ついついそんな表現を使ってしまうかもしれません。
でもこのように言われた子供は、どんな風に感じるでしょうか。
親が意図して言っているか否かに関わらず、「悪い子」「駄目な子」と言うような表現は子どもの人格や性格を否定することにつながりかねません。
「自分は悪い子なんだ」「どうせぼくなんて駄目なんだ」と感じて自己評価が下がってしまいます。
こんな時ペアレントトレーニングを受けて対処の方法を学ぶことでプラスの関係へと変えることができます。
ペアレントトレーニングは、子どもの「行動」に焦点を当てていきます。
行動のみに注目し、人格や性格にかかわるようなことは触れないことによって、
「あなたはとても大切な存在だけどその行動はよくないわ」
と言うメッセージを送ることができるのです。
そして、今まで好ましくない行動ばかりに注目していた状況から、好ましい行動をしている時に誉める、などの肯定的な注目を増やしてあげる事で好ましくない行動が減りプラスの関係へと変わっていきます。
ペアレントトレーニングは、具体的な方法やちょっとしたほめ方のコツを学ぶ事で、楽に、楽しく子育てに取り組める「手抜き子育て術」だと思います。
「ほめる」を学ぶこと「ほめた」ことが伝わること。
「ほめる―ほめられる」が日々の生活の中で増えていく事って嬉しいですよね!
お子様との関係性で気になる事がありましたらスタッフまでお声をかけて下さいね。
健やかな成長について一緒に考えるお手伝いができればと思います。
リハビリ発達支援ルームUTキッズ三田
宮本
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