小学校で盲導犬の授業を行ってきました
こんにちは、盲導犬と一緒に働いている作業療法士の辰己貴之です。
2024年9月25日 (水)桜井市立大福小学校で「盲導犬の授業」を行わせていただきました!
今回依頼してくださったのは脇山先生というとても児童想いの先生です。
昨年は別の小学校に勤務されていたのですが、その時に「児童たちのために」と授業のお話をいただきました。なかなか盲導犬のユーザーにたどり着くことが出来ず、苦労されたそうです。今年もありがたいことに私の事を覚えてくださっており、お声をかけていただきました。
授業当日は校門まで脇山先生が出迎えてくださり、校内の説明や移動、授業が行いやすくなるように盲導犬の待機場所やプロジェクターのセッティングなど、何から何までお世話になりました。そのおかげで万全の体制で授業に臨むことができました!
本当に感謝しております!
校長先生ともお話させていただきましたが、節々に児童を思いやる気持ちが伝わってきて大福小学校は良い小学校だなぁと感じました。
さて、授業が始まれば元気な児童たちが大歓迎!
質問など手を挙げてもらっても私は確認することができないので、拍手で答えてもらうようにしたのですが、皆恥ずかしがらずに大きな拍手で答えてくれました!
誰かにスライドを読んでもらうようにお願いしたら、1人でなく、みんなで声を合わせて読んでくれました。また、「わかる人?拍手!」と声をかけると元気よく拍手で答えてくれたり、「わかるかなぁー?」と質問すると、「はいっ!」、「わかるっ!」と大きな声で応えてくれたりと、とても授業が行いやすい雰囲気を作ってくれました。
大福小学校の3年生の皆さん本当にありがとう!
脇山先生からは「昨年よりわかり易くなっていて、すごく良かった」とお褒めの言葉をいただきましたが、これにはサポートしてくれたメンバーの存在が大きく関わっています。
私には視覚障害があるため、資料に写真を挿入したり漢字にフリガナを振ったり、複雑なスライドを作ることができません。一人のメンバーは、忙しい自分の仕事の合間に嫌な顔1つせず、「私にやらせてください!私に任せてください!」と惜しげもなく協力してくれました!
また、他のメンバーも授業のリハーサルに付き合ってくれました。フィードバックを行ってくれたり、スライドの順番の入れ替えやスライドの修正を手伝ってくれたり、みんなで今回の授業が上手くいくように協力してくれました。
このような背景があったので、脇山先生からいただいた「昨年よりわかり易くなっていて、すごく良かった」は、自分だけでなく、みんなが褒められたように感じ本当に嬉しかったです。
今回、直接協力してくれたメンバーだけでなく、日頃から私をそっとサポートしてくれている会社の皆さんにも本当に感謝しています。感謝しても感謝しきれない位です!
この会社で働くようになり、チームで協力するということの偉大さを日々感じております。
必ず恩返ししていきます🔥
末筆になりますが、このような機会を与えてくださるだけでもありがたいことなのに、他の方にも盲導犬の授業を提案いただいている脇山先生、本当にありがとうございます!
また、今回の授業を行うにあたりご協力いただいた全ての皆様に心より御礼申し上げます。
管理本部 辰己貴之