2020.03.27
春のおとずれを迎えて思うこと -思いを共有したい-
こんにちは。作業療法士の黒田です。
日による変動はまだありますが、最近は徐々に暖かくなってきたと感じます。
そろそろ春のおとずれの雰囲気を感じます。
先日訪問中、あるご利用者が「車椅子に乗る練習をしたい」と打ち明けられました。今までは車椅子に対して怖さを感じておられ、自分から車椅子の話をされることがなかった方でした。どうして車椅子の練習をしようと思われたのか?
それは「桜の花を見に行きたい!!」との思いからでした。
訪問リハビリでは必要に応じて様々な提案や練習を行いますが、ご本人の気持ち・希望がとても大切で、その思いと一致した時は、ご利用者も私たち療法士も頑張る力が湧き出てきます!
だから、思いを聞き漏らさないようにしたいと思っています。
また、ご利用者とお話をする中で、自分の家族の事などお話しすることもありますが、そんな時は、本当に皆さん「お母さんに会いに帰ってあげてね」など、優しい笑顔で声をかけて下さいます。まさに人生の先輩の表情に!ありがたいなぁとしみじみ感じています。
合間にするほっと一息的な会話も大切にしながら、いいリハビリの時間になるようにと願いつつ、日々訪問を実施しています。
ユーティー訪問看護ステーション 作業療法士 黒田真有子