青丹学園での講義を振り返って
UTキッズ田原本の上西です。
先月1月29日は、私の母校である青丹学園に外部講師として授業に行かせていただきました。
2年生の方たちが2月より評価実習に臨むとのことで、
今回はその直前の実習前授業を担当させていただきました。
講義の前置きとして、自己紹介をさせていただき、私が作業療法士を志した経緯と、
それに至るまでの人生の分岐点など、
冗談を交えながらお話しし、人との出会いの大切さをメッセージとして込めました。
また、現在の仕事内容ややり甲斐、過去のどんな経験が今の私という人間を形成し、
今の仕事の糧になっているのかをお伝えしました。
他に実習がうまくいくためのポイントや、観察・評価の注意点、面接の練習などさせてもらいました。
あとは実習体験談として、実習地でおかしてしまった失敗エピソードをたくさんお話ししましたが、
これはあまり学生さん方にはタメにならなかったと思います(笑)
今回の講義を通して私がメッセージとして強く学生さん方にお伝えしたことは、
「実習においても、この3年間の学生生活においても、一つでも多くのことを経験してほしい」という事です。
それが実習地の観光名所を巡ることでも良いと思いますし、仲の良い友達と音楽バンドを組むことでもなんでも良いと思います。
最近良くないと感じる事は、後先や利益ばかりを考えすぎてしまい、
失敗を恐れて臆病な考え方になってしまう事です。
野村克也さんの名言に「失敗と書いて成長と読む」という言葉があります。
失敗を恐れて何もしないより、やってみて失敗したときに「なぜ失敗したのか」
「次はどうしたらよいか」を振り返ることで、
学習がなされ、人として成長するのだと思います。
そして、いま経験したことはその先の長い人生において糧となり、
必ず意味を成すと考えています。
私は学生時代、同級生の友達と漫才やコントなどお笑いをしていました。
その時の経験や培われた価値観・感性が現在お子さんたちと接する中での
ユニークな声掛けや、遊びのヒントになっていると感じています。
学生さん方が実習に合格することを祈り、様々な経験や勉強を通じて、
素晴らしい作業療法士として
社会で自分らしさを輝かせる日を期待しています。
また、私自身も今回の授業を通じて学生さん方と触れ合うことで大きな刺激を受け、
「作業療法とはなにか」「自分がすべき事はなにか、自分にできる事はなにか」を
初心に立ち返り考える機会となりました。
自分自身を見つめ直し、お子さんたちの人生が豊かになるためのお役に立てるよう、
今後も精進し続けていきたいと思います。
UTキッズ田原本 上西清吉