~私の折り紙~
皆様、こんにちは。
訪問リハビリテーションで西和エリア(北葛城郡)を訪問させていただいています、
作業療法士の今堀好昭です。
今回は、私が担当している利用者様を紹介させていただきます。幼いころから遊び道具として紙が近くにあって、その頃から折り紙を始められて以来、人生の中に折り紙が影響を与えて、今は折り紙教室を月1回開催されています。今は折り紙を伝えたいため、講師を少しでも長く継続したいといったお気持ちを持たれています。歩行器で歩いて教室まで移動するためにリハビリを受けていただいています。
骨折をして入院された時も、折り紙があったため落ち込む気持ちよりも折り紙で作品を作ることで乗り越えることができたと話されています。この方にとっての「必要な作業」
「折り紙」についての熱い思いを綴っていただきました。
~私の折り紙~
古代より日本人は、雪月花を友として、四季折々の情緒を節句に詫して来ました。
私は、恵まれた四季の自然に心を寄せて、和紙の優しさ、たくましさを大切に人々に
人間本来の温い感性に残し得る作品創りを心がけて来ました。
「儀礼祈り」の折り紙からもわかる様に、折り紙の起源は、祈りの折り紙だったと思われますが現代に受け継がれた造形本能は、遠い祖先の人々が生活の中で体験して得た文化遺産でしょう。
折り紙も今では、origamiとなり世界中の人々と共にあります。現在は、人工知能の開発が世界中各国で進められています。
今後、どの様な人工知能時代にあっても伝統の創造作品「折り紙」こそ輝いていると信じています。
宇宙開発社会でも、折り紙の基本が工学技術として活躍しています。幼き頃、誰もが手にした事のある「折り紙」試行錯誤し乍、指先を使う事は脳科学的にも脳の活性化が立証されています。
人体の司令塔である脳を鍛えて、心豊かな人生を過したいものです。
平成29年4月28日 和紙折り紙工房・敏
主宰 三崎敏子