お子様の片付けに困っていませんか?
こんにちは盲導犬と一緒に働いている作業療法士の辰己貴之です。
今回は「お子様の片付け」がテーマです!
「お子様が片付け出来ない」という悩みはありませんか?
仕事が終わって疲れて家に帰ると、
玄関にランドセルが放置されている…制服や靴下が脱ぎ捨てられている…
おもちゃが遊び終わったまま放置されている…学校からのプリントがランドセルの中でぐちゃぐちゃになっている…などが想像できましたが
皆さんのお子様はいかがでしょうか?
もしそのような状況であれば、いけないと思いつつも、ついついイラッと来てしまいませんか?
そもそも片づけることは大人でも難しいですよね?
片づけるには
決まった場所にしまうこと
行動を習慣化すること
などが重要となってきます。
例えば、子供が家に帰ってからの行動に片づけを取り入れてみましょう。
「決まった場所に○○を置く」「帰ったら○○する」を追加することで、片付けを取り入れることが出来ます。
それらを行いやすくなるよう、視覚や聴覚に働きかける環境の調整も重要なポイントです!
具体的には、
<視覚的>
写真やイラストを使うとすることがイメージしやすくなる
洗濯かごをリビングなどの目に留まりやすい場所に置いておき、行動を誘発しやすくする
<聴覚的>
片付けの時に決まった音楽を流す事で、体が自然と動き出す
「お片付けよーいどん!」などの声掛けで片付けの始まりを伝えるなどです。
親の声掛けも大切なポイントです。
片付けが一人で出来ていない時は「片づけなさい!」と言わず、「一緒に片付けよう!」と声をかけてあげましょう。
また、片付けが出来た時は褒める事と、感謝の気持ちを伝える事も忘れずに!
親の気持ちをきちんと伝える事で成功体験として実感することができます。そのことが本人の自信となり、次へ次へと片付ける意欲が積み重なっていきます。
「時計の長い針がここに来るまで頑張ろう!(視覚的)」
「この音楽が終わるまでに片付けてしまおう!(聴覚的)」
「今からスタート!よ~いドン!(声掛け)」
「すごい!よくできたね!(褒める)」
「助かったよ、ありがとう!(感謝)」
といったように遊び感覚も取り入れることで、親子共に取り組みやすくなります。
商品名:タイムタイマー
どんな小さな成長でもそれが発見できれば親も嬉しいですし一緒に喜ぶことができますね!
ついつい他の家庭や他の子供と比べてしまいがちですが、自分の家庭と自分の子供にはより良いやり方や成長があるはずです!
ゆっくりで良いと思います!ひとつずつ出来ることが増えていくことを願っております🙇♂️
時間の経過が視覚で確認しやすいアナログ時計を9月の記事「子供の苦手 時間管理」で紹介しています。
よろしければご覧になってくださいませ。
管理本部 作業療法士 辰己貴之