今年初めての盲導犬授業を行ってきました✨
こんにちは☀️盲導犬とともに日々働いております、作業療法士の辰己貴之です🐾
2025年1月24日(金) 今年初の「盲導犬の授業」を行わせていただきました!
お招きいただいたのは、[天理市立 山の辺小学校] です!
山の辺小学校では、保護者や地域の方々とのふれあいを通して普段の学校生活では味わえない体験をし、豊かな人間性や社会性を育む「ふれあい体験教室」をという素敵な取り組みをなんと20年以上実施されているそうです‼
その中の「バリアフリー教室(視覚障害)」と「点字教室(視覚障害)」を体験された3年生のお子様たちに、普段の生活でなかなか接する機会のない「盲導犬」とふれあう機会が持てないか…とのことでご縁をいただきました。
「児童に目の前で、盲導犬が仕事をしている姿を見せてあげたい」と言う小学校側からの希望がありました。
そこで事前に、児童がアイマスクで「見えない・見えにくい状態」になり、くねくね道の歩行・段差の昇降・障害物の回避を模擬コースで体験してくれました。「(目が見えないと)怖かった・不安だった・サポートが無かったらこけたかなと思う」などの感想がありました。
そして当日、アイマスク体験と同じ模擬コースをご準備いただき、盲導犬がどのような場面でどのようにサポートをしているのかを見てもらいました。
コースの確認も事前に行っていたので、問題なく実演出来る!と挑んだところ、思わぬアクシデントがありました。
段差昇降のコースがマットを重ねた段差だったため、盲導犬は片足を乗せて通常の階段のような安定した場所ではないことを確認し、危険と判断して回避しました。
一見失敗に思いますが、これは盲導犬としては正しい判断!きちんとユーザーに危険を知らせてくれました。
盲導犬より高い位置に障害物を設定したコースでは、盲導犬が障害物を認識せず、私はそのまま障害物にぶつかってしまいました。
どうしようか…と考えていると、担任の先生が起点を聞かせて「こんな時はどうやって声をかけて手伝うんだったっけ?」「こんな時みんなならどうする?」と声をかけてくださいました。みんなで意見を出し合っていると、児童の1人が出てきてくれ、私の手を取りサポートをして障害物を一緒に回避してくれました!
何とも言えない達成感‼思わぬアクシデントが想定以上の「体験学習」となりました。
先生方、児童の皆さん本当にありがとうございました!
今回の授業での反省点はマイクの使い方!
授業をさせていただいたのは、広い体育館。先生が地声でお話しされていたので、私もマイクを使わずにお話させていただきましたが、一緒に来てくれていたスタッフより「後ろまで声が届いていなかった」と言う指摘がありました。
今後、広い場所で授業を行う際はマイクを使用し、後ろまで声が十分届いているかの確認をします🫡
後になりましたが、今回のご依頼は天理市の地域コーディネータの桑原さんが、視覚障害者福祉協会を通して私と繋がって下さいました。また、小学校と私との間に入り様々な調整を行ってくださいました。
本業とは別で「地域コーディネータ」として活動されており、日々お忙しい中たくさんご協力いただきました。本当にありがとうございました!
私自身も初めての実演で学びの多い素敵な体験をさせていただき、とても楽しかったです😁
この様な機会をいただき、本当に感謝しております!
この学びを今後に生かし、より良い授業ができるように励んでいきます。
奈良県を中心に盲導犬授業や講演を行っております。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
皆さまからのご依頼お待ちしております😁
(お問い合わせ:0744-20-1785 担当:久保)
NPO法人UTシップ 辰己貴之