畝傍東小学校で盲導犬の授業を行いました
こんにちは。作業療法士で盲導犬ユーザーの辰巳貴之です。
2025年9月30日(火)、橿原市立畝傍東小学校の3年生の児童の皆様に向けて、盲導犬の授業を行わせていただきました。
今回このような機会をいただいたのは、弊社の事業所の一つである「リハビリ発達支援ルームUTキッズ」の研修会に畝傍東小学校の先生方がご参加くださったことがきっかけでした。
私は授業を行う際、視覚からの情報がない分、授業中は子どもたちの声や反応から雰囲気を感じ取り、進行しております。
今回、行かせて頂いた畝傍東小学校では、「吠える犬は盲導犬になれません」という話に「へぇ~!」と驚くような声や、「他にペットがいても盲導犬は来てくれます」という話には「そうなんや~!」と、素直で明るい声がたくさん返ってきました。そんな反応がとても嬉しく、私自身も楽しく授業ができました✨
授業の終盤で火災報知器の誤作動が起こるトラブルもありましたが、先生方の声掛けもあり児童の皆さんは慌てることなく落ち着いた様子でその場に留まっていました。盲導犬も立ち上がることなく冷静にその場に伏せており、その落ち着いた姿が、とても頼もしく思いました。
今回、アレルギーなどの理由で1~2名の児童さんが、別室からオンラインで授業を受けてくれていたと聞きました😲
これは初めての経験で、直接一緒に参加することが難しい場合でも、このような形で一緒に学べる方法があると知りました。このように1人でも多くの方に授業を伝える機会を作ってくださり、大変ありがたいことでした。
今回の反省点としては、十分な質問タイムを設けることができなかったことです。授業中はタイマーで経過時間の把握を行っていますが、子どもたちの反応が良く、その反応が嬉しくてついつい話が長くなってしまい、質疑応答の時間が削られてしまいました💦今後は時間の管理方法を見直し、よりスムーズに授業を行えるようにしていきたいと思います。
事前の打ち合わせや準備にご協力いただいた担任の先生方、当日の案内やサポートをしてくださった教頭先生、そして真剣に話を聞き、素直で可愛い反応を見せてくれた畝傍東小学校の3年の皆様に心より感謝しております。楽しい時間をありがとうございました。
また、いつもサポートしてくれているチームの仲間たちにも感謝しています。
これからも、盲導犬との出会いや学びの機会を一人でも多くの方に届けられるよう、活動を続けてまいります✨
管理本部 作業療法士 辰己貴之
