お知らせ

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2026.03.04

福住小中学校で盲導犬の授業を行いました

こんにちは。
盲導犬ユーザーで作業療法士の 辰己貴之 です🐾

2025年12月2日(火)、天理市立福住小中学校の4年生8名のお子さまを対象に、盲導犬の授業を行わせていただきました。
ご縁をつないでくださったのは、いつもお世話になっている山の辺小学校区地域コーディネーターの 桑原正弘さん。心より感謝申し上げます。

福住小中学校は、豊かな自然に囲まれた小中一貫校です。「地域とともに歩む学校」として知られ、少人数ならではの家族のような温かい雰囲気が魅力です。一人ひとりの個性を大切にする教育はもちろん、今回の盲導犬授業のように、多様性を学び、相手を思いやる心を育む取り組みにもとても熱心に取り組まれています。

初めての顔合わせはオンラインでの事前打ち合わせでした。画面越しで先生方のお顔を見ることはできませんでしたが、お声から 森下校長先生の柔らかなお人柄 と、大野先生の優しいお人柄 が伝わってきました。
「せっかくの機会なので、盲導犬の授業を子どもたちの“心に残る”時間にしたい」とのご要望をいただき、2時間(約90分)のお時間をいただくことになりました。
『少人数だからこそできる学びとは何か』『どうすれば“心に残る”授業になるのか』
打ち合わせ以降も先生方とメールで相談を重ね、内容を丁寧に組み立てていきました。

■ 1時間目:盲導犬についての授業 + 質問コーナー
授業では、盲導犬との移動の様子(街中での歩行、横断歩道、駅での移動、電車の乗降、買い物の場面)を動画で見てもらいました🦮
その後、「どんなところでも一緒に入っていけるんですか?」という質問がありました。
これは、授業後半でお伝えする予定だった “入店拒否” のテーマにつながる、とても鋭い質問でした。この質問のおかげで、入店拒否の話をより自然に伝えることができました。
また、「盲導犬に『○○まで行って』とお願いしたら、行ってくれると思う人?」という問いかけには、全員が元気よくYESの拍手をしてくれました。
「実は、行ってくれないんです」とお伝えすると、「ええーーー‼」と素直な驚きの声😆
その反応がとても純粋で、可愛らしく、心が温かくなりました💕

■ 2時間目:アイマスク歩行体験
少人数ということもあり、教室内でアイマスク歩行体験を行いました。
2人1組のペアになり、机や椅子を障害物に見立てた教室内を歩きながら、
• どんな声かけが安全につながるのか
• どんな情報があれば安心して歩けるのか
を体験していただきました。
デモンストレーションでは、同行スタッフが誘導役となり、私を安全に誘導する様子を見てもらいました。
「しっかりと声をかけることが大切だよ」と説明し、いよいよ体験開始!
初めてのアイマスクに興奮気味の子どもたち🤭
「どうやって付けるんだ?」と戸惑う声もあり、その姿がとても微笑ましかったです💓
「左、左!」「前、ちょっと前」「ストップ!」「まっすぐ!」
一人ひとりが真剣に声をかけながら取り組み、うまくできた場面では自然と拍手が起こることもありました。
「難しかった」「怖かった」「(誘導してくれたから)安心やった!」
と、感じたことを素直に言葉にしてくれる姿が印象的でした。
パートナーも落ち着いて子どもたちを見守ってくれていました🦮

授業後は校長室にお招きいただき、森下校長先生と村田教頭先生から、福住小中学校の魅力や取り組みについてお話を伺いました。
地元の「里山三年晩茶」と、校内で育てたハーブをブレンドした オリジナルティー をごちそうになりながら、天理市の里山環境を活かした“地域とともに育つ学校”としての自然体験・食育・環境学習、小規模特認校ならではの学びについて、たくさんのお話を聞かせていただきました。
いただいたオリジナルティーは、有名企業とのコラボ商品として販売されているとのこと😮
香り豊かで優しい味わいで、ぜひ多くの方に味わっていただきたい一品です🍵✨

福住の子どもたちの素直さと、先生方のお人柄、子どもたちを見守るまなざし、そのどれもが温かく、胸に残りました。学校全体のあたたかい空気に触れ、とっても心が満たされる一日でした。素敵な時間をありがとうございました。
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

 

管理本部 作業療法士 辰己貴之