「つるつるの話」
私こと岩城は髪の毛がありません。
なぜかは別に隠すほどの理由もないのですが、少し長くなるので割愛します。
(気になる人は気軽に聞いてくださいね)
私は結構この髪型(?)を気に入っています
いいことは
・顔をすぐ覚えてもらえる
・興味をもって近づいてくれる
・頭洗うのが楽ちん(!?)
ちなみに悪いことは
・悪い人に見られる
・ちらちら遠慮がちにみられる
・「あの人髪の毛ないね」と子供が言うと
「こら!」と大人が怒る(私のせいで怒られてごめんね…て思います)
いいのか悪いのか
・つるつるに頬すりしてくる人がいる(苦笑)
私はこの自分の頭を親しみを込めて「つるつる」「つるぴか」などと言います。
子どもによく「なんで髪の毛ないの?」
「なんで顔ないの?(顔はあるよ…)」
「なんでハゲてるの?」とか言われることもあります。
周りの大人はドキッとしている様子ですが、
私自身は全く気になりません。
子どもは奇知のものにすごく敏感で、強い興味を持ちます。
そこに善悪はありません。
はじめは「つるつる」に注目していますが、
遊び始めると「一緒に遊ぶと楽しい人だな」という具合に、
「つるつる」はあくまで、私の個性の一部として認識されます。
ある意味、子供がもっとも多様性に対しての理解があります。
なので「ハゲ」という言葉を言われても気にならないです。
単純に髪の毛がないことを表す語彙が「ハゲ」しかないのだろうと思うくらいです。
ただ、文脈や表情で、気を使われている、馬鹿にされているかが伝わります。
気を使われるのは居心地が悪いですが、優しさだなと理解できます。
しかし馬鹿にされるのはやはり気分の良いものではないですね。
それは誰もがではないでしょうか?
それはすべての個性に言えることだと思います。
こだわりが強い、落ち着きがない、集団行動が苦手…
個性は、いいこと、悪いことはありますが、
それによって人に馬鹿にされる謂れはないはずですよね。
しかし、大人になるにつれ、「普通」じゃないと「変だ」と悪いこと、
馬鹿にされることのように扱われます。なので「普通」じゃないと不安になります。
私も当初は周りと違うことにとても悩みましたが、
今や大事なアイデンティティーの一つです。
私たちも、幼かった時のように多様性を認められるひとでありたい。
また育てる子供に対しても、大人になっても多様性を認められる人に育つよう助けていきたいですね。
UTキッズ三田 岩城