「力加減がいい加減」UTキッズ田原本
みなさんこんにちは。
UTキッズ田原本の上西です。
すっかり肌寒くなり、本格的に秋から冬に移りつつありますね。
僕の部屋にもようやくコタツが登場し、快適なマイルームライフを過ごせるようになりましたが、気がつけば寝落ちてしまっている事が多い為、うっすら風邪を引き続けている今日この頃です。
僕は普段から車に乗って仕事に向かっていますが、2つ悩みがあります。
1つ目は家を出る15分前まで眠りについている為、視界がぼやけた中運転しており、いつ事故を起こすか分からない事です(早く寝て早く起きて余裕を持って出ろ!)。
そして2つ目は「力の調節」が上手くできない事です。
分かりやすい例で言うと、道を譲ってくれた対向車に向かってお礼のクラクションを鳴らしたいのに、大音量で「プーーーーーーーーー!!!!!!」と鳴ってしまうか、一切音が出ないかのどちらかです。
感謝の気持ちを相手に伝えたいのに、伝えられないという事は本当に悲しい事です。
そして最も困るのがブレーキペダルとアクセルペダルの踏み加減です。
ゆっくり止まりたいのに急ブレーキになってしまったりします。
このように僕は「力加減がいい加減」なのです。
でも真剣に運転をしています。
おそらく自分の身体がどのように動いているのか、腕や足・指が伸びているのか曲がっているのか、筋肉にどのくらい力が入っているのか等、姿勢や運動に関する情報を脳へ伝える感覚「固有受容覚」が鈍感なのだと思います。
発達障害のお子さんたちの中にはこの「固有受容覚」が感じ取りづらい為、力の調節が苦手で、周囲から「乱暴者だ」「○○君に叩かれた」と言われてしまう場合があります。
本人に悪気はなく、「ただお友達と仲良くしたいだけなのに」と思っている事も多いと思います。
「力加減はいい加減かもしれないけど、心は真剣」なはずです。
僕の先ほどの話のように、人にはそれぞれ感覚の特性が必ずあります。
お子さんたちはまだ発達途上なため、もしかしたら僕たち以上に感覚の感じ方に偏りがあり、環境に適応しづらいのかもしれません。
お子さんたちの問題行動に見える行動の背景には何があるのかを考える事で、ではどうすれば集団の中でその子らしく過ごせるのか、明るい未来の為に今できる事を見つける事ができるのではないでしょうか。
<ついでに…>
ちなみに固有受容覚が適切に感じられる事には、情緒を安定させる作用があります。
近年研究が進み、そういった方が安心して眠りにつける「チェーンブランケット」という商品が販売されています。
先日、実際に体験できる機会がありましたので使用してみました。
チェーンブランケットをかけてもらった瞬間、言葉では言い表せられない安心感に包み込まれ、これなら快眠が期待できるだろうなあと感じました。
オススメです!
リハビリ発達支援ルームUTキッズ田原本
上西
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