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2018.07.24

「奈良市地域包括支援センター研修会 講師に行ってきました」

こんにちは。ユーティー訪問看護ステーションの作業療法士安井敦史です。
 
地域包括ケアや介護保険における「自立支援」が最近特に注目が集まっており、奈良県内の市町村から「地域包括ケア」、「自立支援」についての講師依頼が増えてきています。
 
7月20日には、奈良市の地域包括支援センターの職員向け研修会が奈良市役所にて開催されました。今回は、6月22日に開かれた第1弾「地域包括ケアシステムにおける自立支援型サービスの視点」に続き「生活機能のアセスメント」として「工程分析」を中心にお話させて頂きました。
 
国が2025年に向けて提唱する「自立支援」には、「できること」、「大変だけど何とかできること」、「手伝ってもらいながらできること」、「本当はしてみたいけれど、できないこと」を詳細にアセスメントすることが重要です。お風呂に入れないから「デイサービス」、調理や掃除ができないから「ヘルパーさん」といった「お世話型の視点」では、ご本人の能力を低下させてしまう可能性があります。「できる事は続けてできるように」、「さらにできる事はないか?」、「手伝ってもらいながらでも一部は自分でできないか?」といった視点で、利用者自身が選べる選択肢を示しながら「合意形成」を行い、「自立」をすすめていく視点がもとめられています。
 
これからも奈良県内各地に、正しい「自立支援」の考えが浸透し、県民が地域でより良い生活を続けられる環境が整うために活動していきたいと思います。
 
 

 
 
 
 
 
ユーティー訪問看護ステーション 作業療法士 安井敦史