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2021.08.12

「奈良県でヤングケアラーについての実態調査が実施されました」

皆さんはヤングケアラーと言う言葉を知っておられますか?
ヤングケアラーとは本来大人が担うべき家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことで、学習や睡眠、遊びの時間が奪われるとして社会問題となっています。
その、ヤングケアラーについて奈良県の件教育委員会は県内の中高生を対象に行った家族の介護や世話などをする18歳未満の子ども(ヤングケアラー)の実態調査結果を発表しました。
詳しい調査内容や調査結果は奈良県公式ホームページに掲載されていますのでそちらを検索してみてください。

私はヤングケアラーと言う言葉を知ったのは3年前にテレビのニュース番組で特集されていたのをたまたま見た時でした。
親の世話や介護をしているのはよく聞く話だと思いますが、それを18歳未満の子どもが自分の学習や睡眠、遊びの時間を削って毎日家族の介護や世話をしていると言う現実があることにショックを受けました。まえ、そういう子どもは小さい時からその環境にいてるので当たり前と思い、周りに相談しないことが多く、ほとんど世間に知られないままに大事な時期をヤングケアラーとして過ごしてしまう実態があることを知りました。
世話や介護をされている家族もご自身の病気や障害などのことがあり周りに相談しないパターンや世話や介護されている家族自体が子どもがそれをすることを当たり前と思っているパターンなどいろいろと生活背景があって周囲に気づかれないことが多いようです。また、「よく親の面倒を見る偉い子」として近所からそれだけとして見られていることもあるようです。
子どもが1番身近な他人の大人は学校の先生かなと思うので教職員の先生の中でのヤングケアラーに対する認知や世間の大人にもヤングケアラーと言う存在をもっと知ってもらうことが大事なこと思いました。また、学校の授業でもヤングケアラーについて話しする場を作っ、今そういう状況にいてる子ども自身に気が付いてもらい相談していいんだよ、と言うことをしっかり知らせることで状況が変わればと思いました。
少し重い話になってしまいましたがみんなが知ることで少しでもヤングケアラーと言われる子どもの状況が良くなればと思いblogに書かせていただきました。

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【ブログ作成者 ユーティー訪問看護ステーション 理学療法士 関本奈保美】