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2020.07.27

「7歳の男の子への訪問」

皆さん、こんにちは。
7月22日は1年で一番暑い日と言われる大暑でしたが、まだまだ暑い日はこれからが本番ですよね💦
昔の暦と現代ではズレが大きいことが節目節目で現れてきますね。
 
私の仕事はことばと飲み込みのリハビリですが、訪問しているご利用者様の中に7歳の男の子がいます。
その子のリハビリでは、舌を動かしたり、物の名前を練習したり、語彙を増やす練習などを行なっています。
 
その子のお気に入りのリハビリのひとつが絵本の読み聞かせです。
 
ずいぶん昔に私の娘に読んでいた絵本を引っ張り出して、訪問時に2冊ずつ読んでいます。
読み終わるとすぐに「あっあ、あ(もういっかい)」とお願いしてくるほど楽しいようで、その素直さが可愛くてたまりません。
時間が許されるのであれば何時間でも読んであげたくなるほどです(笑)
 
もうひとつ、パソコンを目の動きを利用して操作する練習を行なっています。
上手く口や舌などが動かせないため、自分の想いを口で相手に伝えることができません。
「話すこと」でなくても、他の手段を使って自分の意思を表現することができるようになることは、とても大事なことだと考えています。
 
最近のパソコンは、視線(眼球)の動きを感知し、入力操作することができる「視線入力装置」というものがあります。
その視線入力装置を使って将来文字を入力することができるように、まずは視線を上手く動かす練習を行っています。
 
練習アプリを利用して、じっと見つめる練習や動くものを追いかけて視線を動かす練習をしています。
練習アプリは、上手く動かせると画面の対象の絵が動いたり、音が鳴ったりして楽しく学べる優れものなんです!
 
たくさんの可能性をひとつひとつ手に入れるために、ゆっくりと、でもしっかりと進んでいく姿に毎回気が引き締まります。
より良いリハビリ内容を提供できるように、可愛い笑顔を見てはその想いを強めています。
一緒に進んでいこうね。
 

ユーティー訪問看護ステーション

言語聴覚士 上野なつひ