あなたは 啄木派? 賢治派
こんにちは。作業療法士の酒井です。
突然、こんなタイトルですみません・・・
今は縁あって奈良の地で生活をしていますが、生まれは盛岡なので、実家に帰るとこんなテーマを目にすることもありまして。
そして、幼い頃から母が口にしていました。
『はたらけど はたらけど わが暮らし 楽にならず』
『雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ ・・・』
自然とそのフレーズと風景が思い描かれ、イーハトーブの世界に包まれる、そんな賢治の世界がいつも私の身近にあります。
そんな私は訪問リハビリでさまざまな場所へ車で移動しますが、移動は自然の脅威がつきものです。
特にこの夏は雨・風・台風に泣かされました。
そして運転をしながら
『雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ ・・・』が頭の中を走ってました。
これほど沢山思い描かれた年はなかったな、と振り返ると同時にふと別の見方も考えてました。
リハビリを提供する側
リハビリを受ける側
それぞれの心の時間も当てはまるのでは?と。
障害に対し、負けないぞ!と思えるまでの葛藤
社会復帰を目指し療法士も葛藤する気持ち
身近な目標が達成できることの喜び
多くは望まなくても小さな幸せを感じられる などなど。
言葉だけで表現できるような、キレイ事だけでは済まないのがリハビリテーションではありますが、いろいろな事に対し気持ちが揺れ動く日々を、自宅に伺うことで感じ取り、精神的にも支えになれるであろう、そんな訪問リハビリテーションを提供できる作業療法士でありたい。
そんな見方をこの夏の自然脅威から改めて見直すことができました。
もしよかったら一度皆さんも賢治の世界をのぞいてみてください。
そして何か感じることが出来たら良いなと思います。
結論、私は賢治派でした。
私の愛読書の一場面と
小岩井農場に咲く “ザゼンソウ” の栞も添えます。
ユーティー訪問看護ステーション
作業療法士 酒井
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