ぺアトレと環境作り 第1回 脳の成長によい環境と悪い環境
今回からテーマをより実践的なことにしてみました。
ぜひ、これを読んでいるその日から活用してみてください。
第1回目は ベース作りのよい悪いについてお話ししたいと思います。
- 脳の成長によい環境とは?
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環境の3原則
- 「子どもが健全なことをまねしやすい環境であること」
- 「子どもが状況を理解できること」
- 「子どもが行動すること」が徹底されていること
*脳がまだ不十分に発達していない子どもほど
環境の力は絶大‼
*環境によって脳が動かされている割合が大‼
*親子のコミュニケーション=環境の大きな要素を占める
重要ポイント‼
*環境の良し悪し=周りの大人の接し方次第‼
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理解して行動することは、脳全体をきちんと使うことを意味し、
子どもがぐんぐん成長する秘訣となります。
- 子どもの脳は真似が大好き
・子どもは無意識に物真似をしています
⇓
親子のコミュニケーションは言葉を介さなくても
物真似で成立しています。
・子どもの理解を確かめ
1つひとつ会話を進め
時間がかかっても
最後まで子ども自身に行動させる
⇓
「習慣化」「よい環境の条件」
- 脳が伸びにくい悪い環境
・理解が進まない
行動を活発に行わない環境
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脳の成長力低下
・コミュニケーションの質の原因
⁂過度に叱りつけて自信を失わせる
⁂投げやりな態度や消極的な態度をとらせる
⁂親子で口論を繰り返すことで過度に反抗的にさせる
⁂親がやりすぎる
- 脳の成長によい環境
①子どもの話をじっくり聞く人がいる。
②子どもが分かるように話す人がいる。
- 褒められ、成功体験を積んでいる。
- 失敗を落ち着いて諭す人がいる。
- 脳の成長に悪い環境
①いつも怒られている。
②いつもせかされている。
③言ったことをいつも否定されている。
④最後まで自分で行動していない。
- 子どもがよく怒ったり、親と言い合いをしている。
今回の内容をまとめてみると・・・
普段から良好なお親子のコミュニケーションを築いておくことが、
子どもの行動をスムーズに促すことにつながります。
また、何事も急がず、ゆったりと構えて接しましょう。
子どもの脳の処理速度は大人よりとてもゆっくりです。
そのスピードに合わせることが
うまく子どもとコミュニケーションがとれているコツと思います。
ぜひ、ぺアトレを行う時の
ご自身の接し方、コミュニケーションの取り方を
振り返ってみてください。
子どもは親の背中、行動を見ていますよ。
参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著