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2021.10.08

ぺアトレと環境作り 第4回 子どもの脳に届く話し方3か条

こんにちは。

今回からは接し方について

何回かに分けてお話ししたいと思います。

 

≪子どもの脳に届く話し方3か条≫

「十分な“間”をとって話す」

 「短い言葉で話す」

 「穏やかに話す」

 

  • 第1条 十分な間をとって話す

脳の発達 = 処理スピードが早くなる

正確な処理をゆっくり行うことが必要!

 

・正しい脳のルートさえできれば

繰り返すことで必ずスピードはアップ‼

 

・処理のルートが定まっていない段階で

子どもの行動をせかすことは

脳の発育には逆効果‼

 

・親にとっては子どもの返事や行動が「遅い」と感じてしまいます

子どもの脳の処理はゆっくり進む

必ず十分な「間」が必要 心持ちゆっくり話す

 

 

  • 第2条 短い言葉で話す

脳が「分かった」 = 酸素を使う

脳が「分からなかった」 =酸素を使わない

(細胞が働かない)

酸素を使わなければ脳は伸びない

 

子どもは記憶の容量が少ない

長い話×(話の一部しか覚えていない)

短く  端的に

 

・聴覚が苦手

結論を先に伝え

理由は後で手短に

 

・指示をする

指示を実行するとどんなメリットがあるかを話す

指示の意味理解ができ

ただ指示に従うよりも

脳を広く使うことが出来る

 

 

  • 第3条 穏やかに話す

☆何より大切なのは

穏やかな声で話すこと‼

 

・発達障害ではほとんど感覚系が苦手

話し手の真意を読み取ることが苦手

強く言いすぎる = 萎縮・反発

子どもの理解の妨げ

理解系の活動が思うように進まず

素直に受け入れることができない

 

大事なことを伝える

穏やかな声で

そっと短く話す

理解系が言葉を受ける

次の思考や行動へ

    脳の活動が進みやすくなる

 

子どもの反応の遅さにイライラしてしまい、

ついキツイ口調になりがちと思います。

また、間が待てず、指示を次々入れてしまいやすいのではないでしょうか?

 

子どもと話す時は

自分自身の中で一呼吸置いて

心に少しでも余裕を持って

話してみてくださいね。

 

参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング

加藤俊徳著