コロナ禍でなかなかやる気が出ない時のコツ
皆さんこんにちは。
作業療法士の岡本です。
皆さま、元気にお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、1年以上に渡る自粛生活を強いられており、いわゆる「自粛疲れ」がある人が多いのではないでしょうか。
行きたい所に行けず、家族や親戚、友人にも会いたくても会うことができず、これまで楽しみにしていた事が満足に行なうことができない現状だと思います。
そんな生活が続いていることで、なんだか気分が落ち込んで、やる気が出ないような事になっている方はいませんか?
私もその中の1人です。
考えなければいけないことが沢山あるにも関わらず、上手く考えがまとまらない…
そんな中、事務所の本棚をふと見た時に、一際目を引く本を見つけました。
「考え方の基本」
どんなことが書かれているか気になったので、少しだけ、手にとって読んでみたところ、序盤に「脳をその気にさせるコツ」というのが書いてありました。
何から手をつけていいかわからない時には
「何でもいいから、まず始めることが重要です。そうすると、脳の奥にある大脳基底核の一つで、やる気に関連する線条体という部位が勝手に発火して動き出します。これを『作業性興奮』といい、次第に行動が変わっていきます」
と書かれていました。
「それでも最初の一歩が踏み出せないなら、まずは簡単なもの、得意なものから始めよう。」
やるべきことがたくさんあって、焦りばかりが募っていく場合には「TO DOリストを作成して頭の整理をすることが有効」
とのことでした。
まずは、何をしないといけないかを書き出して、優先順位を決めていくことの必要性を改めて感じさせられました。
また、やる気が出ない時には
“入りの儀式”というのをする事が良いようで、
「机の上を拭く、片付けをするといった、ちょっとした作業を勉強前に習慣化しましょう。そうやって体を動かしていると、脳内のやる気回路が動きやすくなります」
と書かれています。
私に置き換えてみると、パソコンの設置してあるところに行き、パソコンの電源を入れることで、自宅でも仕事に取り組むことができております。
意外と、自分で普段やっている事が、やる気のスイッチを入れる”入りの儀式”になっているのだということに気付くことができました。
せっかく、やる気スイッチを入れる方法に気付くことができたので、それを日常生活の中で意識的に取り入れていきたいと思います。
なかなか大変な昨今の世間の状況ではありますが、少しでも元気を出してこの状況を乗り越えていきましょう。
ユーティー訪問看護ステーション
作業療法士 岡本 光司