リハビリ発達支援ルームUTキッズ奈良 『気持ちが大事』
こんにちは、UTキッズ奈良の深澤です。
今日はことばの話を少ししたいと思います。
私事ですが今年の2月に子供が生まれました。
今時点で生後5か月を少し過ぎたところです。
3人目ともなると我々親も慣れたもので、色々と観察する余裕が出てきました。
教科書で習ったような人間の成長発達というものを日々目の当たりにしております。
親バカなんて言葉がありますが、私自身親バカの見本みたいなもので日々乳飲み子を四六時中こねくり回しては写真を撮って悦に浸っています。
起きている時も寝ている時も顔や体や手や足を撫でてみたりつついてみたり。機嫌良く寝ている所を起こしてしまい泣かれてしまう事もありますが泣き顔さえも可愛い。産まれて間もない頃は何の反応もありませんが3か月も過ぎて首も座った頃には徐々に反応が出てきます。これがまた可愛い。
そんな風に赤ちゃんを可愛がっていると焼きもちを妬く存在が我が家にいます。
ネコたちです。
我が家には以前から2匹のネコがいます。
赤ちゃんが出てくる前は家族に撫でられ可愛がられていたネコたちは、ここ数ヶ月ですっかりその座を奪われてしまいました。
別に蔑ろにしているわけではないのですがそれでもネコたちは不満な様子。
始めは恐々遠巻きに赤ちゃんを見ていたネコたちでしたが、どうやら危険はないようだと察すると徐々に図々しく寝床に割り込むようになりました。
そんな中。ある休日のこと。
赤ちゃんが寝ている隙に別室で諸々用事を済ませていたときの話です。
不意に赤ちゃんを寝かせている部屋から声が聞こえてきました。
機嫌の良い時には喃語(あー、とか、くぅー、とか)が出るようになってきたので、あら起きたかなと様子を見に行くとスヤスヤと寝たままの我が子とその横でこちらを見上げるネコ。
程なくして先ほど聞いた少し甲高い「あー」という声が再びネコの口から発せられます。
・・・どうやら、かまって欲しさが高じて赤ちゃんの泣き声を真似て鳴くようになったようで。
言葉を覚えるときに必要な要素がいくつかあります。そのうちの一つは「伝えたい気持ち」です。言葉は伝えるための手段、道具です。伝えたい気持ちが無いと言葉を使う理由もなく中々上達もしないというわけです。
逆に気持ちがあれば種族を越えて言葉を習得できる(かもしれない)。そんなお話でした。
リハビリ発達支援ルームUTキッズ奈良 言語聴覚士 深澤