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2022.03.26

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合 1年間の振り返り

いつもリハビリ発達支援ルームUTキッズ河合をご利用いただきありがとうございます。1年間の支援に、ご理解ご協力をしていただきました事、感謝しています。

 

児童発達支援では、“からだ土台”を中心に支援を行っています。

1年間取り組んだバランスボールは、最初は足で踏ん張ることが難しかったり、身体が傾いて転んでしまったりしていましたが、1月頃には座ったままで垂直に近い状態でジャンプできるようになりました。また、マット押しやマット引っ張り、雑巾がけなどの活動で体幹へのアプローチも行ってきました。子どもたちの動きが変わったり、自信がある言葉や表情が出るようになったりと、とても成長を感じています。

 

UTチャレンジ(学習支援)では、最初の20分程度は身体を使った遊びやビジョントレーニングを取り入れた動課題の支援をし、その後にプリント課題などの机上課題をするという支援をさせていただいています。動課題では、バランスボールに座って跳ねることを年間通して行っています。そして、バランスボールに座ったまま床から足を上げてバランスを取ります。最初は3秒、5秒と短いことも多いですが、毎回することで10秒、30秒、そして3分と時間が伸びてきています。ゆとりが出てくると、しりとりをしたりボールパスをしたりしています。いろんなことに注意を向けなければならないのですが、これも繰り返し行うことでできるようになりました。

また、眼球運動を意識して、ヒラヒラ羽キャッチやスーパーボールキャッチなども行いました。羽は、カットすることで1枚ずつ落ちるスピードや揺れ方が変わるので、子どもたちも飽きることなく挑戦することができました。

 

 

繰り返し行うことでできるようになり、子どもたち自身が「やったー」「とれた」と声をあげ成果を感じ喜びに満ちあふれる様子が見られました。

 

昭和塾(SST)の畑作業を今年度も行いました。夏野菜は、“オクラ、とうもろこし”をそれぞれのクラスで育て、ゴーヤをSST全クラスで育てました。生長を自分たちで確認して育てていくうちに、「花が咲いてる」「ここに野菜の赤ちゃんある」などの声が聞かれるようになりました。毎週1回ではありましたが、他クラスの野菜も気にしながら草ひき、水やりと暑い中でしたが積極的に動いてお世話をしていました。

冬野菜は“ジャガイモ、ブロッコリー、白菜、イチゴ”を各クラスで育てました。ジャガイモは全クラスが取り組むことになりました。私たちも初めての経験で、ちゃんと育てられるのかドキドキしていました。しかし、子どもたちのお世話と「大きくなれー」の声援にこたえてくれたようで、ジャガイモも収穫することができました。大小さまざまで形も色々でしたが、子どもたちは「やったー!!」と大喜びでした。

 

 

今年度も新型コロナウイルス感染症によりイベントの開催がほとんどできませんでした。早く終息し以前のような生活を取り戻し、イベントを開催できることを心待ちにしています。

これからも、「楽しい」をいっぱい感じたり、子どもたちの笑い声がたくさん聞こえたりするような取り組みを行っていきます。1年間、ありがとうございました。

 

2022年度もよろしくお願い致します。

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合  山下