リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合の一年間
いつもリハビリ発達支援ルームUTキッズ河合をご利用いただきましてありがとうございます。
一年間の支援やイベントに、ご理解ご協力をしていただきました事、感謝しております。
今年度UTキッズ河合の昭和塾(SSTクラス)で初めての畑作業をさせていただきました。
夏野菜(きゅうり、トマト、オクラ、なすび)をそれぞれのクラスで育て、ゴーヤをSST全クラスで育てました。
最初の小さな苗のうちは興味が持ちにくかったようですが、生長を自分たちで確認して育てていくうちに、「大きくなったな」「早く野菜になって」などの声が聞かれるようになりました。
毎週1回ではありましたが、他クラスの野菜も気にしながら草ひき、水やりと暑い中でしたが意欲的にしてくれていました。そして初めての収穫では、「食べてみたい」の声も上がり、自分たちで育てた野菜を味わいました。
そして、どんどん上に伸びるゴーヤに「大きくなったなぁ」と感心し、2階のベランダに到着したときには「すごいな!!」の声が上がっていました。
収穫は「ここに大きなの(ゴーヤ)があるよ」など、友達に教えながら収穫していました。オレンジになったゴーヤを見て「腐ってる」と言っていましたが、調べてみると「オレンジゴーヤは甘い」の情報を見つけ、勇気を出してチャレンジしている子もいました。野菜が苦手な子供も中にはいますが、自分が育てた野菜なので、「食べてみたい」という気持ちが生まれたように感じました。
また、UTチャレンジ(学習支援)では最初の20分程度は体を使った遊びやビジョントレーニングを取り入れた動課題の支援をし、その後にプリント課題などの机上課題をするという支援をさせていただきました。動課題のメトロノームの音に合わせて「ゆっくり動く」では、一本橋をゆっくり歩いたり、パカポコなどの道具を使って動いたりしました。
最初は音に合わせて動くことが難しく体のバランスを崩す子供も多くいましたが、繰り返すことで上手になり音を意識して合わせて動くができていました。
また、眼球運動を意識して、ヒラヒラ羽キャッチやスーパーボールキャッチなどもしました。羽は、カットすることで1枚ずつ落ちるスピードや揺れ方が変わるので、子供たちも飽きることなく挑戦していました。
繰り返しすることでできるようになり、子供たち自身が「やったー」と声をあげていましたので、成果を感じ取れていたと思います。
その他、イベントも沢山させていただきました。人気の高いのが、クッキングの「定食イベント」です。簡単クッキングではなく、1時間程度の作業を友達と一緒に行っています。今年はハンバーグ・串揚げ・巻きずしなどに挑戦しました。
来年度もイベントを計画中です。メニューを考える私たちスタッフも楽しませていただいています。
リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合 山下