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2018.07.23

公園遊具

今年も連日猛暑が続き、例年以上にクーラーなしでは過ごせなくなってきているように感じています。
さて、この暑い時期ではありますが、あえて公園遊具の紹介をしたいと思います。私たちが小さい頃から馴染みのある公園。滑り台やブランコ、ジャングルジムなど、さまざまな遊具が置いてあるかと思います。また、小学生になると、鬼ごっこやかくれんぼ、基地として遊んだり、遊びはさまざまで子ども心に何か楽しくなるようその日その日を工夫して遊んだ記憶が残っています。
そんな家の近くの公園。何気なく子どもを連れて遊びに行きますが、1つ1つの遊具に子どもの発達に欠かせない要素がたくさん詰まっています。そこで今回は、2つの遊具をご紹介したいと思います。
 
1つ目は、ブランコ
揺れを感じる(前庭感覚)遊びの代表的な遊具です。揺れるブランコから落ちない為には、傾きに合わせて姿勢を調整しながら身体を固く保持すること、手で鎖をしっかり持ち、腕に力を持続的に入れておくなど固有受容覚(力加減や身体の関節の角度を感じる筋肉)への刺激も期待できます。また、前庭感覚(揺れやスピード)を感じることで感覚欲求が満たされ、情緒の安定・覚醒(脳の目覚め)にも期待できます。
 
2つ目は、ジャングルジム
手足に力を入れてのぼる、身体を支えることは、全身の筋肉を刺激し姿勢を保つ機能を高めます。また、自分の身体を縦、横、斜め方向に移動させることで、空間の中で自分の身体を感じ取り、上手に使いこなす能力を高めます。ボディイメージの発達にも繋がります。身のこなしがまだうまくいかない場合、中を進むトンネルくぐりなどの遊びも良いでしょう。
 
簡単な説明ではありますが、1つの遊具でもまだまだたくさんの要素が詰まっています。遊びを少し工夫することで興味が向いたり、いろんな発想が浮かんできたりと…遊びは無限大です。また友だちと遊ぶことで考える(思考)・相手に合わせる・心理など、子どもが成長していく中での対人関係や社会性にも繋がっていきます。
 
遊びって深いですね。
 
リハビリ発達支援ルームUTキッズ田原本
村田
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