尿路感染症について
皆さん、こんにちは!
暖かくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
現在、訪問させて頂いている利用者様で、感冒症状(咳や鼻汁、咽頭痛等)がなかったのですが、突然の発熱で受診されました。尿検査・血液検査の結果、「尿路感染症」と診断され入院治療となられました。
高齢者の方々が発熱を起こす主なもののひとつとして、尿路感染症があります。子供や赤ちゃんでもかかることのある病気です。
今回の経験もあり、尿路感染症についてお話したいと思います。
尿は腎臓で作られ、腎盂、尿管、膀胱、尿道を通って排出されますが、この尿路のどこかが細菌に感染し炎症を起こすのが尿路感染症です。
尿路感染症には「膀胱炎」「尿道炎」「急性腎盂腎炎」「前立腺炎(男性)」などがあります。
症状として排尿時痛や頻尿、残尿感、血尿、尿の混濁等のがみられます。また、38℃以上の高熱が出たり、またその高熱が数日続いたりします。
尿路感染症を防ぐには・・・
誰もがなる可能性のある病気ですので予防することが大切です。
まず、細菌を尿で流し出すことが重要ですので、水分をたくさん(1500ml以上)摂取するようにしましょう。(持病がある場合は水分摂取制限がないか、医師に相談してください)そして、尿意を感じたら我慢しないようにしましょう。我慢すると膀胱内で細菌が繁殖し、感染症を起こしやすくなります。
清潔にすることも大事です。(オムツをつけている場合は、交換をこまめにする等…)
また、過労を避け、規則正しい生活で十分な睡眠をとるようにしましょう。
他にも下半身を冷やさないことや適度な運動をすることも予防につながるようです。
もし、少しでも異変(上記記載の症状)に気づいたら、早めの受診をおすすめします。
最後になりましたが・・
春らしい陽気になり、桜も咲き始めました!
お花見シーズンですが、まだまだコロナ感染症の心配な時期でもありますので
感染対策をしっかりとして、楽しんでいただければと思います。
朝・晩の気温の差がありますので体調に気をつけてお過ごしくださいね。
UT訪問看護ステーション 看護師 飯田三江