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2019.12.13

日本精神障害者リハビリテーション学会第27回大阪大会

こんにちは、作業療法士の岡本です。
私は、11月23・24日と日本精神障害者リハビリテーション学会第27回大阪大会に参加してきました。
会場は関西大学だったのですが、とにかくキャンパス内がとても広くてとてもビックリしました。
 
 

 
 
 
今回、私が聴いた話の中では、精神科疾患に対する認知機能リハビリテーションが最近注目されているということが分かりました。
認知機能は「神経認知」と「社会性認知」に分類され、その中でも様々な機能に分類されます。
精神障がい者の方は、認知機能が低下してしまうことで、生活の困難さや就労継続が困難になっているとのことです。
この認知機能を向上させる方法として、有効な事として「スポーツ」をすることの重要性が話されていました。
私自身、作業療法士として運動やスポーツをすることの重要性は理解しているのですが、スポーツには子供の頃から消極的です。。。
スポーツに取り組むことで、認知機能の改善がみられ、生活の質が向上が期待できます。
皆さん!スポーツをしましょう!
また、認知機能リハビリテーションプログラムとしてCognitive Activation Therapy、略してCAT(キャット)というものを体験してきました。
CAT(キャット)という名前ですが、「猫」の「キャット」とはイントネーションが違います。
このCATは身近にある、ボールなどを使用して、複数名のグループで実施するプログラムになっています。
ボールを使って身体を動かすだけでなく、動作する時に様々なお題があり、脳トレの要素もあります。
そのお題がとてもややこしく、ミスを誘発するようになっているのですが、ミスしても笑いが止まりません。
他の参加者も、ミスを沢山しながらも、とにかく笑いの絶えない時間になっていました。
ミスすることを楽しむことも、このプログラムのとても重要な要素とのことでした。
今回、学んできた事を、これから臨床で実践していきたいと思います。
 
 
 
ユーティー訪問看護ステーション 作業療法士 岡本