私が訪問看護師になった理由☆
こんにちは!!もうすぐ2月も終わりですが、花粉症のシーズンがやってきました。花粉症の方には辛い季節となりましたね。私もその一人ですが・・・
今回のブログは、去年9月に入職した看護師の松井が担当します。今回は私が訪問看護の世界へ飛び込んだきっかけと紹介したいと思います♪
看護師となって13年。今自分が訪問看護師として働いていると想像もしていませんでした。以前は総合病院で急性期・慢性期・地域包括ケア、外来看護と様々な分野で勤務し看護師としてたくさんの経験と出逢いがありました。
看護師2年目の頃、癌末期のターミナル患者様の受け持ちをさせていただいた時に、孤独感や喪失感が強い患者様でなかなか上手くコミュニケーションがとれず悩んでいました。癌性疼痛があり、日々疼痛緩和に目を向けたケアで精一杯でしたが、ある日、自宅で猫を飼っていると聞き、そこから在宅に帰りたいという本人の思いを引き出すことができました。すぐに他職種と連携をとり退院調整を行いました。その後、在宅へ退院されましたが1週間でお亡くなりになられたと家族様が挨拶をしにきてくださいました。「ありがとうございました。母も感謝していると思います」と言っていただき、何とも言えない気持ちになったことを覚えています。残された人生充実した時間を過ごしてもらうために・・・『退院したらどんな看護ケアをしてもらって、どんな風なかかわり方をするのかな?』と訪問看護師について意識するようになったことを覚えています。実際に興味を持ちながらも一歩踏み出せないまま、毎日が忙しく看護が業務になっていたと反省する日々を過ごしていました。ふと、今の自分の看護観は『患者様に寄り添った看護をしていきたい』という思いとともに、今後訪問看護の必要性が高まっていく中、自分も地域医療を支える存在になりたい。また、訪問看護を通して新しい知識を学んでいきたいと強く思いました。
訪問看護師になって一番大切と感じたことは、『利用者さんの想いを最優先しペースを合わせる』ということです。看護師として、利用者さんの気持ちをくみ取り、傾聴し、希望に近づけたいという思いが強くなりました。
地域の中の一つの家庭、またその中の一人の利用者様と出逢い、色んな環境や歩まれてきた人生があり、その人生の一部を大切にともに歩ませていただく中で、看護師として人として自分の成長にもつながると日々感じています。
この先も看護について悩むことはあると思いますが、地域の皆様の健康と安心のため、
利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し、頼られる存在になれるように、これからも訪問看護師として経験を積んでいきたいと思います。
この看護観の文集は、看護学生時代のものです。
久しぶりに読み返しましたが・・・
看護師になりたい!!!と志し高い時の思い出がたくさんつまっています!
初心に戻ることができる私の宝物・・・
今まで看護を続けてこれた事に、改めて感謝します☆
感謝の気持ちを忘れず、今自分ができることを精一杯やっていこうと思います!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)
看護師 松井 依利華