脳をトレーニングしよう!~ペアトレを活かして~ 第1回 頭は使えば使うほどよくなる?
頭、ここでは脳の働きを考えていきます。
難しい表現は避けていこうと思いますが
崩しきれていない時は、すみません・・・
生まれたての赤ちゃんはとても未熟な、未完成な脳の状態です。
その脳に対し、
世の中をしっかり生きていくための脳に育てていく、
大切な役割が親である母親、父親になります。
しかし早くから様々な刺激を与えてしまっては
上手くいくものも、伸びるものも、思うようにいかないものです。
子どもの脳が育つために欠かせないのが
『親の言葉』です。
皆さんも幼い頃、親に言われた言葉が今でも頭に残っていませんか?
その言葉が支えになっていませんか?
親の言葉、声掛けの仕方は
ペアトレで学んだ方法に繋がってきます。
子どもの脳の 『伸びる力』 を引き出すために
押さえておきたいポイントと合わせて言葉、声かけを考えていきましょう。
ポイント1
幼稚園から小学校の間に、脳の基礎力(土台)を作る
↓
この時期は様々な事・物に興味・関心を持ちます。
子どもの疑問に対し親は一緒に考え、一緒に答えを探すとよいでしょう。
親と一緒に行動することは
ペアトレで言う 『親子タイム』 にもつながってきます。
親子タイムで穏やかな状態を作り、学んだことを脳に刻む、
これが大事と考えます。
答えは言葉だけでなく、
図鑑で探したり、実物を見つけたり、そういった行動も脳の土台作りとなり
自ら解決方法を学ぶということにつながります。
ポイント2
考え行動する力(脳の前側)よりも、まず見聞きする力や理解する力(脳の後ろ側)を育てる
↓
子どもは良い行動(ほめられる)と悪い行動(しかられる)の区別がつきません。
そこで様々な場面での子どもの行動に対し、
“なぜほめられたのか” “なぜしかられたのか”
そのことが理解できるような、具体性を持った声掛けをペアトレで学びました。
場にあった行動が取れた時は
「○○ちゃん、静かに待つことが出来たね、えらいね」など。
場に合わない行動が見られた時は、クールダウンの方法も取りながら
「○○ちゃん、約束したのに大きな声で周りの人をびっくりさせてたよ」など。
ポイント3
言葉の教育より先に、自ら体験しながら試行錯誤する力を養う
↓
子どもは、頭で考えて行動することは難しいので、
思いっきり身体を使って、身体で学んでいくことがとても大切です。
自然中で、成功することも、失敗することも、たくさんあると思います。
その経験から 『なぜ?』 を引き出し、答えを探し出す、
そのことが試行錯誤やひらめきを育てます。
一人で探すのも良いですが、親子で共通の話題を通じて話し合い、
お友達同士で答えを見つけていくこともいいでしょう。
ペアトレで紹介した 『親子タイム』
ここで活かしてみませんか?
そして、『人間力』を身に付けていく、その役割は親の担うことですね。
参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著
株式会社UTケアシステム 酒井