脳をトレーニングしよう! ~ペアトレを活かして~
第12回 思考や行動を左右する
こんにちは。
今回は 『感情系』 の脳エリアについて
まとめていきたいと思います。
- 感情系の脳エリアとは?
・知覚情報に対して感情が反応する働き(入力)、
情動の生成と表出(出力)
を担当します。
・情動の変化、社会的な評価や価値観とも関わっています。
⇓
思考や行動を左右する役割
例えば)好きだから~する
嫌だから~しない など
- 特徴
・感情系脳エリアの成長=感覚系脳エリアの発達
↓
皮膚感覚が快や不快を伴いやすいように、
感情に作用しやすく、
情動発達には
感覚系脳エリアの発達が不可欠
↓
皮膚感覚の過敏性
心地よさを感じられない
‖
感情の発達も伸び悩む傾向
- 2段階ある発達の旬
1段階目の旬=生後から数年間の感覚系脳エリア
が旬にある時期
2段階目の旬=より高次な感情系脳エリア
が発達する成人以降の時期
⇓
どちらの旬でも 葛藤を経験し
乗り越えることで
さらなる成長へとつながります
- 発達障害による影響
共感すること、相手の気持ちを察すること、
自分の気持ちに気づくこと、場の空気を読むこと、
などが苦手です。
〈感情系脳エリアが発達している場合〉
自分の感情をコントロールしようとする/よく笑ったり泣いたりする/人が好き
〈感情系脳エリアが未熟な場合〉
かんしゃくを起こす/表情や表現が乏しい/一人が好き、集団活動が苦手
ぺアトレではどうでしょう??
『協力を引き出す方法』 『クールダウンの活用』
などを通じて、
自分の思いを相手に伝えるために選択させる、
感情がコントロールできない時は 『クールダウン』 を行う、
そして 親子で様々な体験をすることで
表情や表現の変化を見ていきましょう。
参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著
リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合
酒井 留美