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2021.01.27

脳をトレーニングしよう! ~ペアトレを活かして~

第13回 発達障害を克服するキーは思考系

 

こんにちは。

 

今回は発達障害の希望のエリア

『思考系』 についてお話ししたいと思います。

 

思考系の脳エリアは、

最も高次な働きをするエリアですが、

このエリアは育ちやすいので、

発達障害を克服するキーとなります。

 

「あれをしたい、これをしたい」

という意欲、集中力、忍耐力とも関係し、

考えたり判断をしたり、

他のエリアに指令を出したり、

と 多様な機能を担っています。

すべての脳エリアとネットワークでやり取りをしており、

司令塔の役割を果たしています

 

左脳の思考系が育っている=言語情報の分析や

処理が得意な傾向

 

右脳の思考系が育っている=外界の情報を取り込む

操作が得意な傾向

 

左脳が育っている=自己主張が強い、言葉による説得力がある、

枠に沿って整理された思考を展開する

 

右脳が育っている=周囲と同調、

他人の意見を受け入れ、柔軟性や包容力に富む、

枠にとらわれず全体像やニュアンスの展開を図る

 

  • 発達の旬

・考えたり判断するためには、その材料となる

  知覚   理解

 

などの情報処理の充実が必要

そのため

旬は遅いエリア

 

・通常は 中学生後半くらいから思考系が育ち、

  自分をモニターする力

        自己客観力

が備わってきます

 

  • 発達障害による影響

・最も影響を受けにくいエリアで

軽度発達障害から重度心身障害まで

思考系脳エリアが良く育っている場合がほとんどです。

発達障害の希望の脳エリア

 

自分のやりたいこと嫌なことを自己主張する

興味あることに没頭できる

 

・理解系と思考系の乖離が大きくなると、

反抗性のある二次障害になりやすい。

 

<思考系脳エリアが発達している場合>

周りに合わせる/挑戦する、頑張り屋/行動力がある

 

<思考系脳エリアが未熟な場合>

わがまま/頑張れない/活力がない

 

思考系に対するぺアトレは何が良いのでしょう??

 

やはり 『親子タイム』 を活用し、

子どもが興味を持つことで、

その気持ちを、才能を、伸ばしていきましょう

 

そして 『肯定的注目』 をすることで

子どもの行動や考え方を認め、ほめていきましょう

 

参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング

加藤俊徳著

 

 

リハビリ発達支援ルームUTキッズ河合  酒井