花の命に触れたこの春…
こんにちは!看護師の松井です。
コロナはなかなか終息せず大変な思いもしている中、4月になり少しずつ暖かく過ごしやすい季節になってきました♪4月といえば、入学や進級、社会人として新たなスタートをきり、別れや出会い、期待や不安などたくさんの刺激に触れることができる季節ですよね♡春は始まりの季節でいつもよりワクワクしませんか?私は春がとっても大好きです♡
春といえば桜やチューリップなどの花が開花し、利用者様のご自宅にもかわいいお花がたくさん咲いていて、訪問の度に心穏やかにしてくれます♪
とっても色鮮やかですよね♡
利用者さまのご自宅にて・・・おうちお花見♡
散り始めの桜も綺麗です♡
今年もコロナのためお花見には行けなかったですが、車内から桜を見て春を感じていました♡桜は小さな花ですが、満開になると本当に見事な景色ですよね♪満開の花もしばらく人々を楽しませ、またしばらくすると散り始め、少しはかないイメージもあります・・・
そんな時、ふと思い出したのはある利用者さまのことでした。
その方のご自宅には、いつも綺麗なお花が飾られていました。
しばらくすると、花はしおれて枯れていき、枯れた花もそのままずっと飾ってあったのでとても不思議に思い一度おたずねしたことがあります。
『どうして枯れた花もそのままにされているのですか?』と。すると、
『人は花が綺麗に咲いている時しか鑑賞しないけど、満開の時だけじゃなくって、その時その時の花の良さを感じてあげることが大切。枯れていくさまも、その花の命に変わりないのだから見届けてあげないと。人も花と一緒で、年老いてもその時の良さがあるでしょ?』とお話してくださいました。
人は木々に咲いた桜を『お花見』と称賛し、その後散ってゆく花びらを『花ふぶき』、川面にいっぱい落ちた花びらが流れてゆく様を『花いかだ』と、桜の花の一生を最後まで思う気持ち、愛でる気持ちを言葉で表しながら見届けているのかなと感じ、それはあの利用者さまの思いと同じだなと感じた次第です・・・
今年の春はそんな花の命、また人の命、いろんなことを感じた季節になりました♡
皆様はどんな春を、どんな季節を過ごしておられるでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました♡
ユーティー訪問看護ステーション 看護師 松井依利華