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2019.11.28

還暦で臨む東京パラリンピック

皆さんこんにちは。あと数年で還暦を迎える理学療法士の大里です。
 
50歳を過ぎたあたりから徐々に体力の低下を感じ、現在では筋力の低下、姿勢の悪さ、筋肉のこわばりなどをつくづく感じる今日この頃です。
 
そんな50代ですが、私が訪問させていただいている利用者さまに、なんと59歳で、2020年東京パラリンピックアーチェリー日本代表に内定した方がいます。
その方は奈良県大和高田市在住の仲 喜嗣さんです。
 
仲さんは原因不明の難病と闘いながら40代半ばでアーチェリーを始め、今年6月にオランダで行われたパラアーチェリー世界選手権で銅メダルを獲得し、代表内定を決めました。
パラアーチェリーは、50メートル先にある直径80㎝の的をめがけて矢を射貫くスポーツです。
中央(直径8㎝)が10点で、外側へ外れるにつれて1点ずつ下がっていきます。
皆さん、50メートル先の直径8㎝の的を想像してみてください。
米粒大のイメージでしょうか?
矢は手元で数ミリずれれば、的では数十㎝逸れるそうです。
高度な技術と強靱な精神力がなければ、とても高得点を得ることはできないスポーツです。
 
体温調節がうまくできず、筋力の低下や手足の麻痺などの症状があるにもかかわらず、来年還暦を迎える仲さんは、不屈の精神で代表内定を獲得しました。
本当に頭が下がります。
と同時に、大きな刺激を受けています(私もまだまだ・・・だと!)。
皆さん、是非とも仲さんの応援をよろしくお願いします。
 
 
 
ユーティー訪問看護ステーション  理学療法士 大里和彦