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2023.01.23

「糖尿病の食事療法を継続して」

こんにちは訪問看護師の辰己ふみ子です。

私の家族が糖尿病の治療の過程で医師、栄養士さんに相談しながら得た経過を紹介したいと思います。

まず、糖尿病は血中のブドウ糖(血糖)濃度が慢性的に高値になる病気であり、長期に放置すると眼、神経、腎臓などの多くの臓器に悪影響が及ぶ病気です。

私の家族は、数年前より糖尿病を併発し、内服治療を行ってきましたが去年頃から更に血糖値の上昇、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値が高値となり専門外来にて治療中です。

一時的に入院となり、やむを得ずインシュリン療法が必要となり今日に至っています。自宅においては家族が朝、夕の血糖測定や夕食前のインシュリン注射を行うことが、毎日の日課となっています。

1か月余りの状況では血糖値は朝の低血糖や夕の高血糖が生じ、今日に至ってはコントロール不良の状態にあります。

朝の血糖値低下時には医師から処方されたブドウ糖1袋(10g)摂取し、再度血糖値を測定しています。午後から夜にかけては血糖値が高いの状態になっています。

血糖コントロールが上手くいかず、受診時に医師と「自宅での生活の中から気づいた事」や「疑問点、失敗した事」など、どんな小さな事でも相談の上、色々とアドバイスを頂き、私も納得し、学習ができ、 頑張って工夫をすることはないか等、模索している状況です。

自宅での注意事項として一番大事なことは毎日の食事のことで、摂取カロリーがオーバーになってはいないか。栄養士さんから食事の助言を頂きました。アドバイスされた事としては、糖類はカロリーが高く、食べ過ぎてしまうことがあるので、米飯は1膳150gとしました。

困った事としては夜の食事が20時頃になる為、本人は空腹感が生じ私の不在の時に果物やパン類などを摂取してしまうことです。空腹感を満たすためにガムや糖類ゼロの飴玉を準備していますが、それでは物足りないようです。分割食も考慮に入れて今後医師や栄養士さんと相談していきたいと思います。

食事からバランスよく栄養を摂取するために、主食は主なエネルギー源である米飯、パン食を摂取するようにして、主菜、副菜を揃え摂取するようにしています。食べ過ぎは高血糖の原因になりますが、食べなさすぎるのはエネルギー不足や筋力低下になつながる為、注意しております。

食事は均等にそろえて摂取できるように努めていますが毎日の献立は難しいです。

長続きできるような食事を目指して食生活はもちろんですが日常生活の中にも運動量も考えて血糖コントロールが行えるように努めています。このような経過をたどっていますが本人は何とか元気で過ごしております。私自身も体調に気をつけながら仕事と家庭を支えていきたいと思います。

病気の治療は色々と難しいことやわからないことが多くありますが、その都度、相談しながら対策できるのが理想かなと考えています。

訪問看護でも寄り添って在宅生活を支援できればと考えています。