日頃の災害対策を
こんにちは。ユーティー訪問看護ステーション看護師の晒谷です。
今回は災害への備えについて書こうと思います。というのも、ブログのネタを探している時にちょうど、台風14号が日本を縦断する可能性があるというニュースがあったからです。
幸いにも奈良県では台風14号による大きな被害はありませんでしたが、全国では亡くなられた方や怪我をされた方もいらっしゃいました。
近年、台風の接近が予測される時には、公共交通機関が事前に運行休止したり、お店も営業を休止するなどの対策が行われています。
対策は企業だけでなく、個人でも行えるものがあります。
ベランダに置いているものは室内へ移動する、モバイルバッテリーをあらかじめ充電しておく、犬や猫を室内へ避難させる、窓ガラスに飛散防止のテープを貼る、などたくさんあります。
台風はおおよその進路が予測されるため、いつまでに対策をしておく必要があるかがわかりやすいです。しかし、災害は台風だけではありません。
例えば30年以内に南海トラフ地震が発生する確率は70~80%と言われていますが、いつ発生するかはっきりとした予測はできません。
また、線状降水帯の発生による豪雨災害のニュースもよく耳にします。火山の噴火や竜巻もいつ発生するかわかりません。
だからこそ、平常時にあらかじめ備えておく必要があります。
私は災害対策として、自宅のベッドの下に防災靴(ガラス等を踏んでも足に刺さらないようになっているもの)を置いたり
長期保存が可能な食品・水を買ったり
水がなくても使えるトイレセットを購入したりしています。
ホームセンターなどでは、非常持ち出し袋のセットが販売されています。
そこに各自で必要なもの、例えば女性であればサニタリーグッズ、乳幼児がいる場合は液体ミルクや離乳食、高齢者がいる場合は尿取りパッドや普段内服しているお薬などを追加する必要があります。
また、お薬手帳やお薬の説明書をコピーして保管しておくことで、必要な薬を正確に処方してもらうことが可能となります。他にもインスリン注射と針、血糖測定器、ストマ(人工肛門)のパウチなど持病に合わせた物品の準備も必要になります。
備蓄物品の内容については「首相官邸」や「東京備蓄ナビ」のホームページに例がありますので、参考になるかと思います。
災害時に備えて一通りの物品を用意しても、気付けば賞味期限や使用期限が切れてしまったということも予測されます。
今年はもう過ぎてしまいましたが、9月1日は防災の日となっています。
幸いなことに普段は、使用する機会がない非常持ち出し袋だからこそ、年に1回は点検やローリングストック(日常生活で備蓄を使用し、常に新しいものに入れ替えること)による補充を行って、より安心安全を確かなものにしていければと思います。
このブログを読まれた方も、一度災害時の対策を確認してみてはいかがでしょうか?
ユーティー訪問看護ステーション 看護師 晒谷 瞳