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2019.09.17

リハビリ発達支援ルームUTキッズ広陵 「吹き戻し」って?

ようやく暑さが和らいできましたね。暑い夏も終わり過ごしやすいこの季節、お出かけを計画中の方も多いのではないでしょうか。
私が今気になっているのは、淡路島にあるという「吹き戻しの里」です。子どもたちが楽しめるという噂を聞きつけ、ぜひ行ってみたく、我が家では日程調整しているところです。
みなさん、この「吹き戻し」のことをご存じでしょうか?子どものころに遊んだ方もいるかもしれません。「巻き笛」「ピロピロ」など呼び方は様々ですが、吹いて遊ぶ笛のおもちゃのことなんです。吹き口に紙でできた袋がぐるぐる巻いた状態でついており、中に空気を入れてそれを伸ばすような仕組みです。
 
この吹き戻し、おもちゃとしても楽しく遊べますが、実は訓練やリハビリにも使われることがあるのです。というのも、口の周りの筋肉を使ったり、ある程度息が必要なため、一度しっかり空気を吸って止める、一気に吐くなど呼吸の訓練にもなるのです。
また、お子さんの言語訓練でも使うことがあります。吹き戻しをフーっと吹くことで、息を前に出す練習をしますが、息が口の端からもれないようしっかりと閉じることで口の周りの筋肉を使うことになります。また、吹き戻しを吹くと前に巻き紙が出てくるため、自分の息が前にでているということを視覚的に確認できるというメリットもあります。
吹き初めは少し空気抵抗があるので、お腹にしっかりと力を入れ、一気にフーっと吹く必要があり、楽しく遊んでいるようで同時にことばの訓練もできてとても良いと思います。
先のところをぐしゃっとつぶしてしまい、あらら…なんてこともありますが、しばらく経ってからできるようになり、成長を感じる、なんてことも。
今は百円均一ショップや、商業施設に入っている駄菓子屋さんなどで見かけますので、懐かしい気持ちでお子さんと遊んでみてはいかがでしょうか。
 
リハビリ発達支援ルームUTキッズ広陵  桑内