ぺアトレと環境作り 第3回 脳が伸びる教育環境の作り方(大人の共有)
こんにちは。
今回は 発達障害を持つ子どもの脳の特徴を
子どもに関わる大人が共有する大切さについて
お話ししたいと思います。
今までは家庭での関わり方目線が中心でしたが、
子どもが大きくなれば、
子どもを取り巻く環境も拡がっていきます。
⇓
子どもと接する人たちが皆、同じ情報を共有したうえでなら
脳の教育は効率的に進みます!
≪子どもの情報共有が大切‼≫
学校 ↔︎ 両親 ↔︎ 専門家・専門機関 ↔︎ 学校
*病院の受診などもできるだけ両親で行きましょう。
*学校での情報共有は専門家に入ってもらい
具体的に学校でできそうなことを書いてもらってください。
*学校の担任だけでなく、特別支援コーディネーターの先生や
学校心理士などにも情報を共有してもらうことが大切です。
- 脳が伸びる教育環境
⇓
≪人との関り≫
・親
・発達障害に詳しく、子どもの特徴を理解して
教育的支援ができる先生の存在(学校の先生)
・子どもの友達関係
・専門家(心理士、言語聴覚士、作業療法士など)
・体操教室、習い事、家庭教師など
・子どもが意欲を見せることについて詳しい大人
・礼儀を教えてくれる人
⇑
≪子どもの教育チーム≫
・他の人の力を得て
・お母さんが1人で子どもの教育を引き受けて疲弊せず
・お母さんが信頼して相談できる先生を核として
据えるのが理想的
- 病院の選び方
☆医師だけでなく教育スタッフがいる施設
→投薬だけの医療では不十分
社会的スキルや認知・言語・運動スキルなどを学習させていく
専門的な対応が欠かせません
☆親も支援を受ける必要がある
→親を「支援者」として育て、
子どもが家庭でも支援を受けられるようにすることが目的
⇓
『ペアレントトレーニング』など
今回はいつもに比べ、字で説明することが多くなり
分かりにくいと感じたかもしれません。
しかし、子どもと関わる大人の存在は
子どもの脳を伸ばす教育環境として
とても大切です!
1人で悩まず
どんな小さなことでも相談できる、
信頼できる場所・人を
お子さんのためにも
ぜひ、確保してください。
お子さんも お母さんも 皆が
安心できる場所ができることを
願っています。
参考・引用文献:発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
加藤俊徳著