『盲導犬がやってくる!』
こんにちは。作業療法士の酒井です。
皆さんは『盲導犬』と聞くとどのようなイメージを持ちますか?
「目の不自由な人の相棒」 「主人といつでもどこでも一緒」
「行きたい所への案内犬」 など大雑把なイメージではないでしょうか⁇
正直私自身もその程度の認識しかありませんでした。
しかし、今回、担当している方が
盲導犬を相棒として迎え入れることが決まり、先日その相棒の
「ラノン」と対面しました。
ここまで来るには、想像をはるかに超えたことばかり。
利用者様と戸惑うことも多々…
申請をすればすぐに相棒になると思っていた私たちは現実の厳しさに
驚きの連続でした。
この方、目が見えないだけでなく、左手と左足にマヒがあり、
手の感覚はほとんどありません。
が、
盲導犬って左手で持つことが原則らしい‼
正直それを知った時
「左手でハーネスを持って誘導する感覚は難しい…」
「リハビリでの回復は難しい…」
と思いました。
しかしここで思わぬお知らせが。
なんとスイッチタイプの訓練を始めてくれたと言うではありませんか‼
私たちは第1段階の安堵を得ました。
その後、装備品の練習をコツコツ行い、
どうすれば短時間で、ラノンにも自分自身にも負担が掛からない方法が身に付くか、
思考錯誤しています。
この装備品を扱う手が、これまでの作業療法で行ってきたことと
しっかり結びつき、装備品を前にしても苦手意識を持つこともなく取り組めています。
実際に相棒のラノンを迎え入れる日まではまだ幾つかの課題や合宿が残されていますが、
今はその日が来ることが楽しみで仕方がありません。
そしてこういったことを利用者様自身の言葉で発信していこうと
Instagramを開設しました。
YouTubeは編集が難しいので、まずはInstagramで…
もし興味がありましたら
takayukitatsumi911で検索をしてみてください。
今後、作業療法の一環として頑張っていきます‼
ユーティー訪問看護ステーション
作業療法士 酒井留美