低温やけどについて
こんにちは!
年末あたりから気温が一気に低くなり、寒さが厳しくなりましたね。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
わたしは本格的な『冬』がやってきて、寒くて寒くて布団から出たくないな~と
毎朝悩んでいる今日この頃です。
とはいえ雪化粧の美しい景色は大好きなのですが・・・(笑)
これだけ気温が低くなると、様々な暖房器具をお使いになられるかと思います。
今回は誰でも起こりうる低温やけどについてお話したいと思います。
『低温やけど』とは?
通常ではやけどしないような温度で起こる熱傷のことです。
原因は様々ですが、よくお使いになられるカイロ、電気アンカや湯たんぽなどの低温熱源に長時間肌が触れてしまうことで起こります。接触部位の温度が44℃で受傷してしまいます。
低温やけどは初めは大したことがないように見えますが、時間の経過とともにやけどが深くなります。そのため治りにくいケースもあり注意が必要です。
起こりやすい部位はかかと・くるぶし・すね等で皮膚のすぐ下に骨がある部位です。
『低温やけど』を負ってしまったら…
・すぐに常温の水道水をかけて冷やす
(無理に衣服を脱がずに衣服の上からで大丈夫です)
・水泡はつぶさないようにする
・皮膚科を必ず受診し、適切な処置をうける。
生活での注意としては
使い捨てカイロは同じ場所に圧迫する等は注意が必要です。なので座りっぱなしの背中やお尻に当てておかないようにしましょう。また、カイロポーチに入れるなどして直接皮膚に当たらないようにするのもいいと思います。
湯たんぽや電気アンカは寝るときによく使われますが、足の感覚は鈍くなりやすいため注意してください。厚手のタオルや湯たんぽ袋に入れるなどの対策を行い注意してください。
寒い時期は特に動きにくくなるため、エアコンの暖房を使い部屋全体を温めることも必要な対策と思います。
最後になりましたが…
ここ最近は雪がちらつく日もあり、寒い日がまだまだ続きます。
体調を崩されないよう、低温やけどにも気を付けてお過ごしください。
ユーティー訪問看護ステーション 看護師 飯田三江