自動車運転について
皆さんこんにちは、訪問看護ステーションでリハビリを担当しています、作業療法士の斧山と申します。
ゴールデンウィークも終わり、気候もかなり暖かくなってきました。
訪問看護ステーションの業務では、自動車で移動することが多いのですが、気候が暖かくなると運転中に眠気に襲われることがあります。
そんな時には窓を開けたり、飲み物を飲んだりといろいろな方法で眠気を覚まして、事故を起こさないように注意しています。
最近では高齢ドライバーの事故のニュースを見るたび、自分自身も何歳まで運転ができるだろうと考えることがあります。
仕事のため、生活のため、趣味のため等、いろいろな理由があって自動車運転をしているかと思います。リハビリの分野でも自動車運転については以前から注目されてきている分野となっています。特に奈良県などの田舎の地域では生活に必要不可欠なものとなっています。
では、自動車運転をするためにはどのような能力が必要なのでしょうか。
以前私が受講した研修では、鍵などを管理することや、自分の車の番号などがわかる記憶力などの、自動車運転をする前からの能力も必要になってくるとのことでした。
運転中もアクセルやブレーキを踏むことができる、シフトレバーを変えるなどの体の動きの能力だけでなく、標識を見落とさないことや理解できること、信号の色の判断ができるなどの認知機能も必要になってきます。
また、自動車運転の際に道順などの計画をたてて、運転することができるなどの遂行機能という能力も必要になってくるとのことでした。
自動車運転では様々な能力を複合的に使用して運転しているということでした。複合的な能力が必要になる分、運転継続の判断が難しいという側面もあります。
病気をされた方でも自動車運転ができるように自動車を改造して運転ができるようになってきています。また、自動車の改造だけでは認知機能面のケアはできませんが、自動車教習所と連携して相談窓口が設置され、奈良県交通安全協会ではシミュレーターを使用しての適性診断が受けることができるようになっています。
自動者運転は日々の暮らしに密着した移動手段であるといえます。日々の運転には細心の注意を払いながら運転していく必要はありますが、楽しく、安全に運転していくことを心がけたいと思います。